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オンデマンド配信

オンデマンド配信期間:2025年03月18日~2025年05月16日

第2958回「注目判例の速報解説(弁護士の労働者性をめぐる事件ほか)」

ー労働者性が正面から争われた事件を、訴訟記録の閲覧制限の対象となる「営業秘密」の意義とともに解説ー

 
 このたび報道でも取り上げられた非常に注目度の高い事件について速報解説を開催いたします。取り上げるのは、契約期間満了により契約終了を告げられた弁護士が事務所に対して、労働者性と労働契約法18条の無期転換権の行使を主張し、地位確認等を請求した事件です(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業事件・東京地判令和7年2月13日)。
 労働者性をめぐる問題は、フリーランス等新しい働き方の拡大とともに再度注目が高まっています。例えば、昨年11月にフリーランス新法が施行されましたが、フリーランスの中には、実態は労働者と大差ない働き方をしているのにフリーランスと扱われることで適切な保護が受けられていない事例もあると指摘されており、国が相談窓口を設置する等の対策も行われています。「誰が労働者に当たるのか」は、実務上重要な課題の一つです。
 また、この事件に派生して、被告事務所側から訴訟記録の閲覧等制限の申立てが行われた事件についても併せて取り上げます(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業事件・東京地決令和6年3月1日)。事務所側は、訴訟記録に民事訴訟法上の「営業秘密」が含まれるとして、訴訟記録の閲覧等制限の申立てを行っていましたが、裁判所は事務所側の申立てを却下しています。営業秘密が存在することを理由とする訴訟記録の閲覧制限については最近、最高裁判例も出されており(最決令和6年7月8日)、近時ホットなテーマの一つです。裁判所が営業秘密の意義をどのように理解しているのか、仮に紛争が発生した場合に、提出した証拠について訴訟記録の閲覧制限が認められる余地があるのかを理解することは、紛争を見据えた実務対応を行う上で必須の知識です。
 本例会では弁護士の壱岐先生にわかりやすく解説していただきますので、企業や労働組合のご担当者をはじめご関心ある皆様は、この機会にぜひご受講ください。
(当日までの状況により内容は多少の変更の可能性もあります。あらかじめご了承ください)

※なお、本解説は講師が所属する法律事務所の見解を紹介するものではありません。
 
 

★ただいまオンデマンド配信へのお申込みを受付しております。(※ライブ開催は終了いたしました)

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◆オンデマンド配信は、開催日の以後に配信する講演の録画映像を視聴して受講いただく形式です
※2025年03月04日(火)14:00~15:30に開催した回の録画映像の視聴となります

・配信期間中ならいつでも・ご都合の良いタイミングで受講できますのでおすすめです。
・オンデマンド配信の期間は03月18日から05月16日までとなります。
・オンデマンド受講へのお申込みは上記配信期間中 受付しております。
※受講申込の受付は05月16日17時にて締め切らせていただきますので何卒ご了承ください。お早めのお申込み、ご受講をお願いいたします。

・オンデマンド配信へのお申込者には、03月18日以降に(配信期間中にお申込みいただいた場合にはお申込みの受付後に)順次※視聴方法のご案内をメールでお送りします。
(※参加費有料のお客様につきましては、参加費のご入金を弊社にて確認後に視聴可能となりますので、何卒ご了承ください)

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ご利用に際して
※有線、Wi-Fi環境など、電波状況の良いところで視聴してください。通信環境が悪い場合、接続が不安定になったり、視聴できない場合があります。
※映像の録画・録音、映像および配布資料の複製・加工および頒布など、あらゆる二次利用を禁止します。

LIVE配信・オンデマンド配信について


講師紹介

壱岐祐哉

弁護士 長島・大野・常松法律事務所

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弁護士(第二東京弁護士会)
労働審判・労働訴訟を含む紛争対応のほか、M&A取引、株主総会対応、コーポレートガバナンス等の企業法務全般を扱う。

〔略歴〕
平成28年11月 司法試験予備試験合格
平成29年 9月 司法試験合格
平成30年 3月 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
令和2年1月〜令和5年3月 中村・角田・松本法律事務所
現在 長島・大野・常松法律事務所所属

〔セミナー〕
「訴訟を見据えた実務対応シリーズ」(全5回/労働開発研究会 2022年)
「法務の基礎のその手前~法的な「ものの見方」と「文章の書き方」」(商事法務 2024年)

〔著書/論文〕
「コーポレートガバナンス・コードの改訂の基本と人事労務実務への影響」
(労働法学研究会報2022年12月1日号(No.2778))
「地域限定正社員制度の導入と今後の課題」
(労働法学研究会報2023年7月1日号(No.2792));
 
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最近の講演:
知っておきたい はじめての労働法(2024年版・全11回セミナー)
ほか
(研究会・セミナー開催情報一覧)
 
 

開催概要

会  期 配信期間:03月18日から05月16日まで

(2025年03月04日(火)14:00~15:30に開催した回の録画映像の配信となります)

※ただいまオンデマンド配信へのお申込みを受付しております

会  場 受講方法:オンデマンド配信(録画映像の視聴)

参加費 ★労働法学研究会員様は無料です
 (会場受講・ライブ配信受講・オンデマンド配信受講のいずれも無料)
 ※法人会員様および労働組合会員様は5名様まで無料です

★非会員様はお一人様13,200円(税抜12,000円)となります
 ※いずれかの受講方法・1名様あたりの料金です。
 (受講方法は「会場」「ライブ配信」「オンデマンド(録画)配信」からお選びください)
 ※参加費のご入金を弊社にて確認後に受講可能となりますので、何卒ご了承ください。

注  意 ・お申込みおよびご利用にはマスターIDが必要です。

・配信サービス等のご利用にも必要となりますので、弊社を初めて利用されるお客様やマスターIDを未登録のお客様はお申込みの際にご登録をお願いいたします。
(ご登録は無料です。以後のご利用にもご登録済みのマスターIDをご使用ください。)

※労働法学研究会員様はすでにご登録済みのマスターIDをお持ちです。
・お申込みの際に労働法学研究会員様としてご登録済みのものとは別のIDを使用されますと、非会員様のお申込みとなり、参加費無料や参加費割引の会員サービスが適用されませんのでご注意ください。
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  • 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をお願いします。
  • 講演の録画・録音・撮影、映像・音声および配布資料の複製・加工および頒布など、あらゆる二次利用を禁止いたします。

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