ー働く女性の生産性の維持、向上に役立つ体制整備や望ましい施策についてー

 
　少子高齢化や労働人口の減少等を背景に、シニア層の活用と共に、働く女性の安定した活躍への期待が以前にも増して高まりを見せています。最近の法改正においても、企業に対し男女間の賃金格差に関する情報や男性の育児休業取得率の情報開示を義務付けるなど、情報公表を通して女性の活躍推進への取り組みを求めるようになってきています。
　しかしながら、それだけで実際に女性の就業が促進され、現場での活躍が進んでいくかどうかはこれからの課題です。また自社の取り組み方が分からない、あるいはいくつもの課題を感じている人事担当者も少なくないのではないでしょうか。
　さらに、近時は健康経営やウェルビーイング向上の側面からも、女性労働者に特有の健康上の課題やライフスタイルの変化に対応した支援の重要性も高まっています。企業等の現場で雇用管理上の支援や人事施策の充実をはかるために女性労働者が抱える諸問題への理解もさらに必要となってきます。しかし、一般には浸透しておらず、企業等のご担当者がそれらを学ぶ機会も不足していると思われます。
　そこで本例会では、企業の健康経営やウェルビーイング施策に詳しく、女性労働者の問題と対策に関する啓発も手掛けておられる亀田先生を講師にお招きし、現場での様々な課題とこれまで議論されてこなかった問題も解説していただきます。
　人事担当者や職場管理者が知っておきたい知識をはじめ、女性労働者の増加に応じた職場の体制整備や望ましい施策と展開する際の位置づけ等について、具体的にお話しいただきますので、企業や労働組合でのご担当者をはじめ、ご関心ある皆様はこの機会をぜひご利用ください。

 
【取り上げるポイント】
・女性労働者が直面する健康上の課題やライフスタイルの変化をめぐる問題
・女性活躍促進に向けて職場に求められる支援や施策
・人的資本経営等としての考え方から女性の抱える個人的な問題への支援　他
（当日までの状況により内容には多少の変更の可能性もあります。予めご了承ください）