ローヤリング労働事件
A5判 313ページ 定価3,240円(本体3,000円+税)
編著:山川 隆一 水口 洋介 浅井 隆 ほか
平成27年4月27日発売
ISBN 978-4-903613-15-4
労働事件において弁護士の活動はどうあるべきかー
労働者側・使用者側双方の弁護士が実務に即して解説。
労働分野で新たに活動しようとする法曹に最適の一冊。
「ローヤリング」という言葉は、本来、弁護士が実務において行っている活動の内容を指すものであるが、この言葉は、新人弁護士の研修や法科大学院等での教育などにおいて提供される科目を指す用語として用いられることも多い。本書は、労働紛争の解決・予防に当たり、この分野に経験の深い弁護士がどのように活動しているか、また、どのような点に留意すべきかという、前者の意味におけるローヤリングの実態を紹介するものである。またそれを通じて、この分野での活躍を志す弁護士等のローヤリング・スキルの開発の一助となること、すなわち、後者の意味におけるローヤリングの役割を果たすことを目指すものである。
【目次】
序 章 労働事件におけるローヤリングの意義と全体像~本書の活用のために 山川隆一
第1章 訴訟・仮処分~使用者側の立場から 浅井 隆
第2章 訴訟・仮処分~労働者側の立場から 井上幸夫
第3章 労働審判~使用者側の立場から 丸尾拓養
第4章 労働審判~労働者側の立場から 鴨田哲郎
第5章 和解(裁判手続きにおいて)~使用者側の立場から 石井妙子
第6章 和解~労働者側の立場から 水口洋介
第7章 不当労働行為の審査 八代徹也
第8章 労働委員会による不当労働行為の救済 宮里邦雄
第9章 個別労働紛争解決制度と簡易裁判所の民事調停 高仲幸雄
第10章 相談・受任(法的手段の選択を含む)~労働者側の立場から 君和田伸仁
第11章 交渉(個別紛争)・団体交渉~使用者側の立場から 伊藤昌毅
第12章 交渉(個別紛争)・団体交渉~労働者側の立場から 棗 一郎
第13章 顧問弁護士の活動について 木下潮音
第14章 使用者側の相談業務 沢崎敦一
第15章 労基署対応~使用者側の立場から 小山博章
第16章 労基署対応~労働者側の立場から 森井利和
第17章 企業倒産時の労働弁護士の役割 徳住堅治
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