季刊労働法99号(1976/春季)
目次
■私の視点
賃上げと個人消費
法政大学教授 舟橋 尚道
■官公労働者の争議権
官公労働者の争議権
「スト権スト」をめぐる論議について
東北大学教授 外尾 健一
スト権ストと二つの「違法」論
早稲田大学教授 中山 和久
基本的人権としてのストライキ権
北海道大学教授 中村 睦男
ストライキ制限の視点
慶応義塾大学教授 正田 彬
政府・政党・労働組合に要求する
全国サラリーマン同盟代表委員 青木 茂
76春闘を目前にして
石川島播磨重工勤労部次長 浅沢 誠夫
■特別座談会
公企体労働者のストライキ権
労働法学的アプローチと経済学的アプローチ
信州大学教授 高梨 昌
上智大学教授 山口 浩一郎
一橋大学教授 蓼沼 謙一
東京都立大学教授 籾井 常喜
■労働法の理解のしかた
野村平爾著『労働基本権の展開』と沼田稲次郎著『社会法理論の総括』を読んで
明治大学教授 松岡 三郎
■特別判例研究
組合脱退と組合費の納入義務
最高裁・国労三判決を評釈する
同志社大学専任講師 安枝 英★
■判例研究
組合民主主義と労働組合の統制力
西日本鉄道労組事件 福岡地裁 昭50・3・26判決
和歌山大学助手 木内 隆司
■特別研究
バック・ペイの法理論
大阪市立大学教授 本多 淳亮
■考えること&思うこと
人間解放に思う
全国鉄身障者協会理事長 大和 与一
■特別研究
“社会契約“と“産業民主主義“ 最近のイギリス労資関係の動向
東京大学助教授 兵藤 ★
■研究動向 労使関係論 4
労働組合の本質規定をめぐる諸見解
東京大学助教授 山本 潔
■文献研究・日本の労働法学(16)
労災補償の法理論
北海道大学教授 保原 喜志夫
■労働法学の理論課題・1
労働組合の内部運営と組合員の権利
立命館大学助教授 萬井 隆令
■現代アメリカ労働経済学の潮流 5
所得保障と労働供給
慶応義塾大学助教授 島田 晴雄
■賃金と労働の行動科学 12 講座
「労働移動」研究へのライフスタイルアプローチ(2)
慶応義塾大学助教授 井関 利明
■労働法実務相談
組合集会と施設利用許可制度の限界
早稲田大学教授 竹下 英男
本部不承認下の支部決議による独自スト
亜細亜大学教授 野沢 浩
残業の申込みと拒否理由の関係
茨城大学教授 山本 吉人
除名とユ・シ協定による解雇について
東洋大学助教授 水野 勝
組合員の昇格と不当労働行為
青山学院大学教授 本田 尊正
■労働判例ダイジェスト
人員整理基準と既婚婦人との差別
ゴバル事件
労委出頭者に対する差別
小野田化工事件
組合ビラを理由とする就労禁止と賃金減額分の支払
猪井運輸事件
損害賠償と組合費からの相殺
ゼネラル石油精製事件
社外工制度と不当労働行為。「使用者」の範囲
常磐車輌外二社事件
学歴詐称を理由とする懲戒
西日本アルミニウム工業事件
団交応諾請求権
新聞之新聞社控訴事件
団交拒否と労委命令の取消
寿建築研究所事件
労働組合と労組法二条の要件
朝日新聞大塚仲町専売所事件