季刊労働法130号(1983/冬季)
目次
■時評
世界人権宣言と労働基本権
都立大学名誉教授 沼田 稲次郎
■労基法見直しの主要論点
いまなぜ”労基法見直し”なのか
立法論的な観点から
中央大学教授 横井 芳弘
労基法改正の理念と方法
明治大学教授 松岡 三郎
パートタイム労働者保護法制の整備
東北大学教授 外尾 健一
新しい労働時間法制の構想
大阪市立大学教授 本多 淳亮
男女雇用平等法案と女子保護規定改正案
新潟大学教授 桑原 昌宏
男女雇用平等法案と女子保護規定改正案
女性労働問題研究家 古橋 エツ子
多様化する労働契約法
立教大学教授 小西 國友
労働基準法の施行と通達行政の役割
なぜ「通達行政」か、通達行政の今後の展望は
弁護士 安西 愈
■特別寄稿
“労基法見直し論”の軌跡
東京大学名誉教授 有泉 亨
■「労働基準法見直し」に関する主要団体の見解・提言
労働基準法改正の基本的な考え方
労働時間短縮に関する考え方
男女雇用平等法の制定にむけて
パートタイマーの労働条件保護と雇用保障
■労働委員会から
広島地労委
和解に工夫とねばりを
広島地方労働委員会 道田 慷蔵
■労使関係ジャーナル
「反角」秋季年末闘争の行方
ジャーナリスト 板垣 保
■地域労働運動の展開1
市民のニーズに応じた地域生活圏の形成をめざす
中央大学教授 大原 光憲
■連載 ME革命下の労働現場1
アメリカにおけるOA化と女子労働(上)
早稲田大学国際部講師 木村 愛子
■おぴにおん
アメニティ
東芝機械相談役 河原 亮三郎
新刊の窓
東京地方裁判所判事 園部 逸夫
新刊の窓
関西大学助教授 一圓 光称
■判例研究
派遣労働者と受入会社間の労働契約関係
サガテレビ事件 福岡高裁 昭58・6・7判決
京都府立大学助教授 脇田 滋
ロックアウトの正当性
日本原子力研究所事件
新谷 真人
退職の法的性質と退職金支払義務
宝塚エンタープライズ事件
新谷 真人
労基法41条2号の管理監督者と時間外等割増賃金
サンド事件
新谷 真人
計画休暇と時季変更権行使の要件
高知郵便局事件
新谷 真人
■重要労働判例解説
2度の出勤停止処分に対する抗議行動と懲戒解雇
ダイハツ工業事件
新谷 真人
■ずいひつ
ミネルバの梟
随筆家 網代 毅
■イベント 記者の目
行政サイドに大きな宿題
政策作りは高成長なれど 組織統一花盛りの晩秋模様
東海林 哲也
■連載
労働法の実務相談
予防と解決
1 自宅周辺でのビラ配布・シュプレヒコールと懲戒処分
2 従業員兼取締役にも退職金は支給されるか
3 未婚女子社員の出産に保護規定は適用されるのか
明治大学教授 松岡 三郎