季刊労働法134号(1984/冬季)
目次
■時評
労働立法と労働判例
成蹊大学教授 萩澤 清彦
■団体交渉権の再検討
団体交渉の範囲と団交応諾義務
岡山大学教授 光岡 正博
団交の当事者と使用者概念の拡大
同志社大学教授 香川 孝三
組合併存下の団体交渉権
中央大学助教授 近藤 昭雄
団体交渉政策と時代認識
CWA(アメリカ通信労組)の事例
法政大学教授 岡本 秀昭
■おぴにおん
新年雑感
全民労協議長 竪山 利文
■労使関係ジャーナル
大勢は変わらぬ春闘準備
ジャーナリスト 板垣 保
■特別論文
スウェーデンとノルウェーの労働事情
和歌山大学名誉教授 後藤 清
■労働委員会から
石川地労委・円満にいっている労使関係
石川県地方労働委員会事務局 中川 登一
■リレー連載 最低賃金制の再編成3
最低賃金制再編成の再検討
国学院大学教授 小越 洋之助
■連載 ME革命下の労働現場3
OA化と働く女性の意識
関連調査報告者に見る実態分析
早稲田大学国際部講師 木村 愛子
■地域労働運動の展開4
地域・自治体・労働運動(中)
新たな事態に注目しどう対応するか
名古屋大学教授 北川 隆吉
■判例研究
労基法41条2号の管理監督者の意義
ケー・アンド・エル事件 東京地裁 昭59・5・29判決
京都大学助教授 西村 健一郎
■重要資料紹介
パートタイム労働対策要綱
働省労働基準局・婦人局・職業安定局(昭和59年10月31日発表)
パートタイム労働対策要綱について
基発第641号・婦発70号・職発第543号(昭和59年12月3日)
労働者派遣事業の立法化の構想(試案)
中央職業安定審議会(昭和59年10月18日発表)
労働基準法研究会報告
派遣・出向等複雑な労働関係に対する労働基準法等の適用について(昭和59年10月18日)
昭和59年労働組合基礎調査結果速報
労働省(昭和59年12月)
昭和59年上期における雇用労働力の移動状況について
労働省(昭和60年1月10日)
パートタイム労働者に係る「雇入通知書」のモデル様式の普及について
基発第642号(昭和59年12月3日)
新刊の窓
同志社大学教授 安枝 英★
新刊の窓
明治大学教授 松岡 三郎
■重要判例解説
年度途中退職者の年次有給休暇日数
駐留軍相模補給廠事件・沖縄米軍基地事件
新谷 真人
組合役選立候補者の言論・批判の自由
全電通労組事件
古川 陽二
賞与支給日在籍者慣行の効力
ニプロ医工事件
古川 陽二
組合集会の食堂利用と不当労働行為
池上通信機事件
新谷 真人
勤務時間繰上げ命令の「拒否」と懲戒処分
日本航空事件
新谷 真人
■連載
労働法の実務相談
予防と解決
1 営業課長の飲酒運転による人身事故に対する降格処分
2 台頭し始めた争議戦術としての納金ストは違法か
3 不況打開のための労働時間の延長の方法
明治大学教授 松岡 三郎