季刊労働法135号(1985/春季)
目次
■時評
これからの生産システムを考える
一橋大学教授 津田 真澂
■時間行政の展開と労働法制
労働時間法制をめぐる論点
時短の必要性・法改正の背景・立法政策の方向
同志社大学教授 安枝 英★
雇用形態・労働者生活の変容と労働時間規制の法的諸問題
大阪府立大学助教授 小室 豊允
労働時間対策の推進
労働省労働基準局賃金福祉部企画課課長補佐 中村 建策
労働基準法研究会報告と実務上の問題点
弁護士 安西 愈
国際水準と日本の労働時間
ILO基準、先進諸国と日本
早稲田大学大学院博士課程 松尾 邦之
労働時間短縮への一考察
東京商工会議所労働委員会委員長、(株)ニチエン化工社長 郷 良太郎
同盟の労働基準法改正要求
時間短縮、労働時間法制の改革を求めて
同盟調査局長 小宮 源次郎
■労使関係ジャーナル
春闘30年の到達点
ジャーナリスト 板垣 保
■判例研究
チェンソーによる振動障害と安全配慮義務
高知営林局白ろう病事件 高松高裁 昭59・9・19判決
九州大学教授 荒木 誠之
チェンソーによる振動障害と安全配慮義務
高知営林局白ろう病事件 高松高裁 昭59・9・19判決
九州大学法学研究科博士課程 橋口 博光
■おぴにおん
幸せな生き方
住友重機副社長 兵頭 傳
■現代社会の政策システム(2)
ソーシャル・ポリシー論における「経済と社会」
上智大学教授 小山 路男
■リレー連載 最低賃金制の再編成
最低賃金制の現実的条件
法政大学教授 舟橋 尚道
■連載 ME革命下の労働現場4
FA化と職務内容の変化
雇用職業総合研究所研究員 八幡 成美
■労働委員会から
青森地労委・事務局あっせん員の役割
青森県地方労働委員会 菊池 盛
■外国法研究
西ドイツにおける解雇制限規制の現代的展開(上)
京都大学大学院博士課程 村中 孝史
■ずいひつ
鼠の魔性
随筆家 網代 毅
■地域労働運動の展開5
地域・自治体・労働運動(下)
新たな事態に注目しどう対応するか
名古屋大学教授 北川 隆吉
■重要資料紹介
労働基本法(労働時間関係)改正に関する総評の基本的考え方
総評(昭和59年10月30日)
労働基準法改正特別委員会報告(労働時間関係)
同盟(昭和59年12月4日)
労働基準法研究会中間報告に対する意見
東京商工会議所(昭和59年12月)
労働者派遣事業の制度化に関する法的措置についての考え方
労働省(昭和60年1月16日)
労働基準法等の適用に関する特例等の考え方
労働省労働基準局(昭和60年2月)
職業訓練法の一部を改正する法律案の概要
労働省職業能力開発局
(参考)今回の職業訓練法改正のポイント
労働省職業能力開発局
■重要判例解説
起訴休職と一審無罪判決 戸塚郵便局事件
新谷 真人
労働時間起算点に関する慣行の存否
石川島播磨東二工場事件
古川 陽二
配転拒否を理由とした懲戒解雇
松村組事件
新谷 真人
所長代行者会議の開催と不当労働行為
シェル石油事件
新谷 真人
休職期間満了による退職扱いと不当労働行為
京セラ事件
古川 陽二
新刊の窓
神戸大学名誉教授 久保 敬治
■連載
労働法の実務相談
予防と解決
1 労働組合の超勤拒否に対する使用者の対抗手段
2 学生アルバイトの休憩時間は法的に正社員と異なるか
3 年次有給休暇の完全消化のための法的条件はどんなものか
明治大学教授 松岡 三郎