季刊労働法138号(1985/冬季)
目次
■時評
経済のサービス化と労働問題
雇用職業総合研究所所長 氏原 正治郎
■労災・職業病の新たな視点と動向
労災防止と災防行政の課題
九州大学助教授 菊池 高志
半導体産業における公害・労災・職業病
福岡大学教授 林 弘子
VDT作業に関連する健康障害と予防措置
国際的視点から
早稲田大学国際部講師 木村 愛子
新技術導入と労使間協定
岩手大学教授 河越 重任
ストレスの労働法上の位置と全容について
学習院大学教授 宮島 尚史
原子力発電と労災問題
国学院大学助教授 菅井 益郎
■おぴにおん
人生80年の入口に立つ
(株)芝浦製作所相談役 西野 嘉一郎
■リレー連載 最低賃金制の再編成7
一般的最賃と産業別最賃
日本賃金研究センター所長 金子 美雄
■労使関係ジャーナル
全民労協の87年連合体移行
労働ジャーナリスト 板垣 保
■判例研究
生理休暇と精皆勤手当 エヌ・ビー・シー工業事件
最高裁三小 昭60・7・16判決
弁護士 宮本 光雄
■特別連載 西ドイツ労使関係の変貌と労働法の転換1
高失業時代、ME化時代を迎えた西ドイツ労使関係
千葉大学教授 手塚 和彰
■労働委員会から
長野地労委・最近の不当労働行為事件に思う
長野県地方労働委員会事務局 小林 茂夫
■連載 ME革命下の労働現場7
ソフトウエア技術者の労働実態と諸問題
ソフトウエア産業を中心として
東京工業大学助手 梅澤 隆
■地域労働運動の展開8
地域づくりと社会教育
大都市における社会教育と労働運動
川崎市職労 北条 秀衛
■重要資料紹介
労働基準法研究会報告 (労働基準法の「労働者」の判断基準について・就業規則に関する問題点と対策の方向について・今後の労働時間法制のあり方について・深夜交替制労働者に関する問題点と対策の方向について(骨子)・深夜交替制専門家会議報告(抄)・退職手当の労働基準法上の問題点について)
昭和60年12月19日
男女雇用機会均等法に関する指針案・施行規則案要綱・女子労働基準規則案要綱
労働省(昭和60年10月31日)
昭和59年賃金労働時間制度等総合調査速報
労働省(昭和60年12月)
労働者災害補償保険審議会の建議について
労働省(昭和60年12月19日)
VDT作業のための労働衛生上の指針
労働省労働基準局(昭和60年12月20日)
■ずいひつ
風変わりなペット
随筆家 網代 毅
新刊の窓
神戸大学教授 浜田 冨士郎
新刊の窓
京都大学教授 小池 和男
■外国法研究
アメリカ不当労働行為における「準解雇」に関する一考察
関西大学大学院博士課程 西田 康洋
■重要判例解説
ポスト・ノーティスと掲示期間
明輝製作所事件
新谷 真人
法人下部組織の救済命令被申立人適格
済生会中央病院事件
新谷 真人
整理解雇の必要性
名村造船所事件
野間 賢
求人広告の勤務場所と転勤命令の効力
エレクトロラックス・ジャパン事件
野間 賢
政治ストと懲戒処分
三菱重工長崎造船所事件
新谷 真人