季刊労働法140号(1986/夏季)
目次
■時評
現代の労使関係と労働法制の転機
同志社大学教授 西村 豁通
■労働者派遣法の運用と課題
派遣労働者の法的地位
私法上の権利義務関係を中心として
中央大学教授 横井 芳弘
労働者派遣法の適用をめぐる諸問題
中央大学助教授 近藤 昭雄
労働者派遣法と同法政令・省令等の問題点
弁護士 清水 洋二
労働者派遣法の概要と運用
労働省大臣官房参事官 坂根 俊孝
情報サービス業における労働者派遣の実態と課題
電機労連企画部長 小林 良暢
労働組合運動としての労働者派遣法への取組み
労供労組協議長、全港湾書記長 坂野 哲也
国会審議の過程で浮上した労働者派遣法の問題点
和歌山大学名誉教授 後藤 清
■おぴにおん
よく働き、美しく休む
前労働省事務次官 谷口 隆志
■特別論文
高齢労働者と社会保障法、労働法の関連性
茨城大学教授 山本 吉人
■特別連載 西ドイツ労使関係の変貌と労働法の転換3
産業別労働組合の行方
労働協約の規制力を中心として
千葉大学教授 手塚 和彰
■連載 ME革命下の労働現場8
ハイテク時代の労働現場と人材開発
職業訓練センター基礎研究部長 泉 輝孝
■判例研究
機械工として採用された労働者らに対する他職種への配転命令の効力
日産自動車村山工場事件 横浜地裁 昭61・3・20判決
一橋大学大学院博士課程 藤原 稔弘
■労使関係ジャーナル
八六春闘の残したもの
労働ジャーナリスト 板垣 保
■外国法研究
韓国労働法制の枠組みと争点
集団的労働関係法を中心に
国立国会図書館調査局 海外事情課 三満 照敏
■ワールドレポート
西ドイツにおける女性の年金
1986年の年金法の改革を中心に
バイロイト大学・比較法研究センター研究員 本沢 巳代子
新刊の窓
神戸大学教授 奥林 康司
新刊の窓
日本大学講師 林 和彦
■調査レポート
雇用調整助成金制度の評価と不況地域の実態
国際産業・労働研究センター研究員 稲垣 武晴
■労働委員会から
神奈川地労委・不当労働行為事件追跡調査
神奈川県地方労働委員会事務局 居嶋 靖雄
■重要資料紹介
労働者派遣法に関する労働省通達
労働省(昭和61年6月6日)
昭和61年雇用管理調査速報
労働省(昭和61年6月)
社会労働関係法令解説 第104回通常国会
参議院社労委調査員 大場 敏彦
■重要判例解説
団交拒否紛争と司法救済
国鉄乗車証団交拒否事件
野間 賢
賞与における組合間差別の立証方式
紅屋商事事件
野間 賢
脳出血死と業務上・外の認定
泉大津労基署長事件
新谷 真人
受診命令拒否と懲戒処分
電電公社帯広局事件
新谷 真人
残業命令拒否と懲戒解雇
日立製作所武蔵工場事件
新谷 真人