季刊労働法144号(1987/夏季)
目次
■時評
賃金問題の新しい観点
法政大学教授 舟橋 尚道
■女子・派遣労働の法的課題
均等法、派遣法の運用と課題
施行1年を経過して
法政大学教授 山本 吉人
コース別人事制度と均等法
弁護士 大脇 雅子
男女雇用機会均等法の到達点
アメリカの状況との対比を通して
成城大学助教授 奥山 明良
系列会社への派遣・出向をめぐる問題
龍谷大学助教授 脇田 滋
派遣労働者の労働条件保護
大阪府立大学助教授 小室 豊允
■ずいひつ
楽を選ばず
旋盤工・作家 小関 智弘
■労使関係ジャーナル
改革すべき時期にきた春闘
毎日新聞論説委員 仲 衞
■ずいひつ
職場における“トランプのババ”考
作家 童門 冬二
■ポイント特集 比呂がる企業内小集団活動
変化への適応力のある職場組織づくり
雇用職業総合研究所・研究員 八幡 成美
日本電気における小集団活動
日本電気(株)三田事業支援本部勤労部勤労課長 江上 節義
東京電力労組の小集団活動への対応
東京電力労働組合本部書記長 笹森 清
■おぴにおん
「地域」独立運動のすすめ
電力労連会長 鈴木 治
■座談会
不当労働行為の認定基準と労働委員会・裁判所の役割
元最高裁判事・弁護士 塚本 重頼
法政大学教授 秋田 成就
東京地裁判事 福井 厚士
慶応義塾大学教授 川口 實
ネットワーク 私の主張・ひと言 会社・組合現場からのメッセージ
情報通信労働組合連合会 灘神戸生協労働組合
東レ株式会社 情報通信労連 鈴木 不二一
ネットワーク 私の主張・ひと言 会社・組合現場からのメッセージ
情報通信労働組合連合会 灘神戸生協労働組合
東レ株式会社 灘神戸生協労働組合 中央執行委員長 大西 憲慈
ネットワーク 私の主張・ひと言 会社・組合現場からのメッセージ
情報通信労働組合連合会 灘神戸生協労働組合
東レ株式会社 東レ株式会社 勤労部次長 濱田 駿介
■トピカルレポート
労働時間法制改正案の批判的検討
中央大学助教授 近藤 昭雄
■調査レポート
東京都で働くソフトウェア技術者の生活と健康
日本学術振興会特別研究員 東京都立労働研究所研究員 朝倉 隆司
■連載 アジアの労働事情・労使関係
マレーシアにみる量産職場の技能形成
日本・タイとの比較を通して
京都大学教授 小池 和男
■アングル
CWAの躍進と労働運動の再編成
東京経済大学教授 田村 紀雄
■判例研究
二重雇用関係の一方で被災した労働者に対する労災保険給付日額の算定
王子労基署長(凸版城北印刷)事件・最三小判昭61・12・16労判489号6頁
法政大学教授 高藤 昭
期間の定めのある臨時工に対する、不況を理由とする雇止めの有効性
日立メディコ事件・最一小判昭61・12・4労判486号
中央学院大学専任講師 山田 省三
■海外四季報
欧米における組合組織率の最近の動向と管理職組合の出現について
早稲田大学助教授 鈴木 宏昌
■労小津委員会から
窓口からみた事件の寸描
静岡県地方労働委員会事務局 平井 守
■外国法研究
フランスにおける労働契約概念の形成とその展開(上)
京都大学大学院博士後期課程 三井 正信
■重要判例解説
契約期間満了を理由とする楽団員の雇止め
読売日本交響楽団事件
古川 陽二
期末試験中の年休権の行使
夕張南高校事件
新谷 真人
被処分者の公職立候補と公務員の地位
小林郵便局事件
野間 賢
組織的脱退と罷業基金の払戻し請求
東京計器労働組合事件
古川 陽二
生理休暇規定の不利益変更とその合理性
タケダシステム事件
野間 賢
配転と不当労働行為
三菱電機鎌倉製作所事件
新谷 真人
新刊の窓
大阪市立大学教授 西谷 敏
■外国論文紹介
ジャン・ペリシェ著『間歇的労働』
Jean PELISSIER,”Le travail intermittent” Droit Social,1987 No 293,
大阪大学助教授 野田 進
■論文紹介
労働者の二重組合在籍・活動についての覚書
島田 陽一
アメリカにおける先任権の法理
砂山 克彦
雇用における「性的いやがらせ」
アメリカの事例を中心として
水谷 英夫
アメリカ鉄道労働法とレイバーインジャンクションの動態
ノリス・ラガーディア法と鉄道労働法の調整(上)(下)
山内 久史
カナダ郵便事業とその労使関係
公共企業体の民営化論・規制緩和論をめぐって
国武 輝久
大量解雇の規制
西ドイツ解雇制限法研究
今野 順夫
組織的従属性の法構造
光岡 正博
労働者の退職と民法627条について
矢部 恒夫