季刊労働法147号(1988/春季)
目次
■時評
労働時間法制と時短問題のゆくえ
八千代国際大学教授 蓼沼 謙一
■新労働時間法制の実務と課題
新労働時間法制の意義と問題点
神戸大学教授 下井 隆史
変形労働時間制と実務上の問題
弁護士 清水 洋二
フレックスタイム制の活用について
意義、モデル協定と割増賃金等の法的諸問題を中心に
千葉大学講師・弁護士 岩出 誠
事業場外・裁量労働とみなし時間
事業場外労働の具体例・{みなし」と女子労働者・労使協定例等
弁護士 井上 克樹
年次有給休暇制度の新たな課題
日本大学専任講師 林 和彦
■ずいひつ
なんという幸せ?
旋盤工・作家 小関 智弘
■ポイント特集 外国人労働者問題の現状
外国人労働者問題の現状と今後における課題
労働省雇用政策課長 廣見 和夫
外国人労働者問題への視点
西ヨーロッパ諸国の経験を契機として
早稲田大学助教授 鈴木 宏昌
■重要資料紹介
外国人労働者問題研究会報告書
労働省(1988年3月)
■調査レポート
豊かさの根底にあるもの
生活の国際化比較調査結果から
(社)国際産業・労働研究センター専門研究員 東海大学講師 尾崎 憲治
■労使関係ジャーナル
景気回復下の連合春闘
毎日新聞論説委員 仲 衞
■おぴにおん
高齢者の理想像
東芝機械(株)相談役 河原 亮三郎
■トピカルレポート
「働き続ける」女性の意識
成蹊大学専任講師 竹内 敬子
対抗的経営参加の模索
総評・全国金属の現在
新潟大学助教授 井上 雅雄
■労働委員会から
不当労働行為事件の取扱い状況
大阪地労委事務局 廣野 定幸
■テーマ別 凡例実務 3
人事異動(配転・出向)
東亜ペイント事件・昭和61・7・14最高裁判決を中心として
東海大学教授、判例労働法研究会 中嶋 士元也
■判例研究
作業服の着装と労基法上の労働時間
三菱重工長崎造船所事件・長崎地判昭62・11・27労判508号
北海学園北見大学教授 辻村 昌昭
新刊の窓
関西大学教授 大塚 忠
新刊の窓
弁護士 安西 愈
■ずいひつ
転職者の見極め法
作家 童門 冬二
■労働法実務ゼミナール
事業場外労働と時間外労働
「労働者の意思の尊重」
東北学院大学教授 外尾 健一
■論文紹介
判例法上の組合民主主義(1)(2)(3)
遠藤 昇三
アメリカ合衆国における雇用上の平等
1964年公民権法第7篇訴訟における差別の成立について(1)(2)(3)
藤本 茂
西ドイツ経営組織法における経営評議会活動の制約要因(2・完)
藤内 和公
西ドイツにおける労働時間「弾力化」の法理論的研究
中野 育男
■外国法研究
1880年雇主責任法の意義と限界
「経済的抑止」論とその効果
法政大学大学院博士後期課程 小出 信夫
■重要判例解説
パートタイマーの契約期間満了と法的地位
平安閣事件
新谷 真人
組合員の再登録と資格の剥奪
全逓福岡中央支部事件
新谷 真人
関連企業の異職種への出向
JR東海出向事件
野間 賢
チェンソーによる振動病と業務起因性
鈴木林業事件
野間 賢
ビラ貼り禁止の仮処分
エッソ石油事件
野間 賢
機械工の大量異職種配転
日産自動車村山工場事件
新谷 真人