季刊労働法149号(1988/秋季)
目次
■時評
外国人労働者の受入れをめぐって
京都大学教授 片岡 昇
■国際化と外国人労働者問題
労働市場の国際化
産業再編の中の外国人労働者
立正大学講師 木前 利秋
日本における労働力移入の歴史と現実
愛知県立大学教授 田中 宏
フランスにおける労働許可制度
大阪大学助教授 野田 進
西ドイツにおける労働許可制度
日本文理大学講師 柳屋 孝安
外国人労働者問題の検討状況と今後の対応
労働省職業安定局雇用政策課企画官 吉免 光顕
外国人労働者の保護に係わる法的問題点
弁護士 鬼束 忠則
■ずいひつ
地上の潜水艦
旋盤工・作家 小関 智弘
■アングル
海上労働時間法改正と外国人船員導入問題
広島商船高等専門学校助教授 武城 正長
■労使関係ジャーナル
大詰めをむかえた労戦統一
評論家・常葉学園大学教授 仲 衞
労働基準法研究会(災害補償関係)報告書の批判的検討
弁護士 藤原 精吾
■調査レポート
学生アルバイトの活用と就業の実態
法政大学経営学部助教授 東京都立労働研究所研究員 佐藤 博樹
■重要資料紹介
外国人労働者問題調査会報告
労働省(1988年9月26日)
外国人船員問題資料(抜粋)
水産庁・漁業問題研究会報告書(1988年9月)
労働基準法研究会(災害補償関係)の中間的な研究内容について(概要)
■連載 アメリカの不当労働行為制度(1)
アメリカ法における誠意ある団体交渉
中央大学名誉教授 塚本 重頼
■労働委員会から
不当労働行為事件の追跡調査
京都府地労委事務局 山本 学
■判例研究
バックペイに対する使用者の利益償還請求の範囲
長崎コンクリート事件・長崎地判昭63・2・12労判513号
中央学院大学専任講師 山田 省三
■おぴにおん
「競争神話」を疑う
仏教思想家 ひろ さちや
新刊の窓
早稲田大学教授 中山 和久
新刊の窓
沖縄国際大学講師 古川 陽二
新刊の窓
ゼンセン同盟常任中執 逢見 直人
■重要判例解説
礼拝欠席などを理由とする懲戒解雇
四天王寺国際仏教大学事件
新谷 真人
転属命令と入社時の同意
日立精機事件
野間 賢
教員の争議行為と「あおり罪」等の成否
埼玉県教組事件
野間 賢
職場の男女関係を理由とする解雇
ケイエム観光事件
新谷 真人
定年延長に伴う賃金・退職金の減額
第四銀行事件
新谷 真人
ユ・シ解雇と不当労働行為
日本鋼管事件
野間 賢
■労働法実務ゼミナール
1カ月単位の変形労働時間制と就業規則
1カ月単位の変形労働時間制と時間外労働
東北学院大学教授 外尾 健一
■ずいひつ
信玄の“人は城”考
中間リーダーに対する分権と責任について
作家 童門 冬二
■海外四季報
西ヨーロッパ諸国における労働時間の弾力化
早稲田大学助教授 鈴木 宏昌
■論文紹介
最近フランスにおけるストライカーの損害賠償責任をめぐる議論
石井 保雄
退職金制度の法律問題
労使関係の変容と労働法の課題
菊池 高志
イギリスにおける不当解雇救済上の問題点
救済策の基本的構造に関する判例法の分析を中心として (1)(2)
高木 龍一郎
労働協約における労働者義務条項の法的意味
毛塚 勝利
労働組合法17条をめぐる基礎的考察
諏訪 康雄
労働者の団結と「営業の自由」
大沼 邦博