季刊労働法151号(1989/春季)
目次
■時評
パートタイマーとアルバイター
千葉大学教授 手塚 和彰
■パートタイム立法構想の展望
パートタイム労働者をめぐる立法論的課題
弁護士 大脇 雅子
労働と生活の人間化
パートタイム立法問題を契機として
女性労働研究家 柴山 恵美子
西ドイツにおけるパートタイム労働法制
大分大学助教授 鈴木 芳明
ベルギーにおけるパートタイム労働法制
大分大学助教授 岡 伸一
イギリスにおけるパートタイム労働者保護
静岡大学助教授 三富 紀敬
■労使関係ジャーナル
ガードの堅かった春闘
評論家、常葉学園大学教授 仲 衞
■ポイント特集 外国人労働者問題と労使関係
西ドイツにおける外国人労働者の就労をめぐる法的問題
日本文理大学専任講師 柳屋 孝安
イギリスにおける外国人労働者と労使関係
多摩大学教授 内藤 則邦
■海外四季報
先進工業国の外国人労働者問題再考
早稲田大学助教授 鈴木 宏昌
■テーマ別 凡例実務5
労働時間の意義をめぐる問題
三菱重工長崎造船所二判決を中心として 弁護士 安西 愈
■判例研究
長期年休請求と時季変更権行使の正当事由
時事通信社事件・東京高判昭63・12・19労判531号
東洋大学教授 水野 勝
■連載 アメリカの不当労働行為制度(2)
アメリカ法における不当労働行為禁止の包括的規定
中央大学名誉教授 塚本 重頼
カナダ進出日系企業と日本的労使関係
新潟大学教授 桑原 昌宏
■ずいひつ
これからの給与小考
作家 童門 冬二
■外国法研究
アメリカにおける労働協約上の組合活動権放棄条項の効力(1)
被用者の組合勧誘権および文書配布権の組合による放棄に関連して
熊本短期大学助教授 石橋 洋
新刊の窓
お茶の水女子大学教授 宮島 喬
新刊の窓
弁護士 宮本 光雄
■論文紹介
フランス解雇法における「無効」と「復職」・続論(1)(2)
野田 進
組合内部問題と司法介入の根拠
イギリスにおけるデニング判事の諸判決について (上)(下)
上村 雄一
組合申立の法構造
不当労働行為制度における組合と組合員(1)(2)
道幸 哲也
管理職への一つの法的模索
その働きざまに法的光をあてて
松岡 三郎
■重要判例解説
割増賃金の算定基礎と住宅手当等
小里機材事件
野間 賢
食堂使用不許可と不当労働行為
池上通信機事件
新谷 真人
転勤拒否と懲戒解雇
本山製作所事件
新谷 真人
経営悪化とパートタイマーの雇止め
静岡県富士自動車学校事件
野間 賢
セールスマンと時間外労働手当の定額制
関西ソニー販売事件
野間 賢
新設した出向規定の合理性
ゴールド・マリタイム事件
新谷 真人
■重要資料紹介
パートタイム労働問題専門家会議報告
労働省1988年12月22日
パートタイム労働者対策基本方針
連合1988年11月
外国人労働者問題調査会報告
労働省1988年12月9日
出入国管理及び難民認定法の一部改正法案
労働省1989年3月28日
労働時間に関する労働省新通達(抄)
労働省1989年2月15日