季刊労働法154号(1990/冬季)
目次
■時評
労働組合の社会的機能
法政大学教授 舟橋 尚道
■新連合の結成と労働組合の役割
連合の政策・制度の実現とその課題
日本女子大学教授 佐藤 進
新連合と組織再編の行方
週刊労働ニュース編集長 江上 寿美雄
わが国産業別組織の類型と機能
日本労働研究機構研究員 中村 圭介
■対談
国際的な常識と理性を
新「連合」の発足と労働運動の未来
日本労働組合総連合会長 山岸 章
慶應義塾大学教授 島田 晴雄
■過半数代表制の問題点
労使協定における過半数代表制
少数労働組合」の地位に関連して
福島大学教授 今野 順夫
■論文
労働仮処分の最近の傾向と裁判官会同の問題点
弁護士 森井 利和
■テーマ別 凡例実務8
就業規則の一方的変更
法政大学教授、判例労働法研究会 山本 吉人
■判例研究
人事院勧告の凍結に反対するストと懲戒処分
全農林事件・東京地判平元・10・30労判550号
信州大学助教授 清水 敏
■ずいひつ
課長レベルと政治意識
作家 童門 冬二
■労使関係ジャーナル
『連合』の試金石
次期総選挙と90春闘
評論家、常葉学園大学教授 仲 衞
■「批判法学」からみた労使関係と法(2完)
「ワグナー法」論争をめぐって
名古屋大学教授 石田 眞
■連載 アメリカの不当労働行為制度(5)
労働組合の不当労働行為(2)
中央大学名誉教授 塚本 重頼
■トークラリー労働組合3
地域産業活性化へ労働組合の模索
北九州地区労働組合評議会
前・北九州地区労働組合評議会書記 栃木 義博
地域産業活性化へ労働組合の模索
北九州地区労働組合評議会
東京外国語大学助教授 川喜多 喬
UI宣言・クオリティ&ヒューマニティ
全旭化成労働組合連合会
旭化成東京労働組合
旭化成東京労組組合長 山崎 龍磨
UI宣言・クオリティ&ヒューマニティ
全旭化成労働組合連合会
旭化成東京労働組合
旭化成東京労組副組合長 佐藤 光男
UI宣言・クオリティ&ヒューマニティ
全旭化成労働組合連合会
旭化成東京労働組合
法政大学助教授 佐藤 博樹
■外国法研究
西ドイツにおける外国人違法就労と外国人被用者派遣の動向
龍谷大学講師 大橋 範雄
■重要判例解説
時季変更権行使の適法性
電電公社関東電気通信局事件
法政大学講師 野間 賢
JR不当労働行為と緊急命令
JR東日本新宿車掌区事件
法政大学講師 野間 賢
出向拒否と解雇
佐世保重工業事件
中央大学講師 新谷 真人
新旧退職金協定の効力
香港上海銀行事件
中央大学講師 新谷 真人
年次有給休暇と出勤率の算定方法
エス・ウント・エー事件
中央大学講師 新谷 真人
少数組合員による多数組合への批判活動
全国一般美浦トレーニングセンター競馬場分会事件
法政大学講師 野間 賢
■論文紹介
労災補償法制の軌跡と構造変化
労災保険法改正論の批判的検討
坂本 重雄
西ドイツ被用者派遣法の成立とその諸問題
派遣先企業の使用者責任と「使用者機能」の分裂の法理
鎌田 耕一
営業譲渡と解雇
西ドイツにおける法理の展開
今野 順夫
人事計画と経営組織法上の共同決定
西ドイツにおける法制度とその問題点
藤原 稔弘
■おぴにおん
労災保険制度の改正
日経連・法制部長 浅井 英男
社会労働関係法令解説
参議院社労委調査員 大場 敏彦
■海外四季報
「外国人労働者に関するILO条約と勧告」
早稲田大学助教授 鈴木 宏昌