季刊労働法158号(1991/冬季)
目次
■時評
労災補償の「社会保障化」論への疑問
八千代国際大学教授、一橋大学名誉教授 蓼沼 謙一
■労災補償・裁判の新動向
労災補償制度政策の提言
法政策の推移から課題をみる
日本女子大学教授 佐藤 進
“働きすぎ”からの脱労働観
過労死を招くわが国の経営風土
上智大学教授 奥田 健二
労災補償法制の将来展望
法政大学教授 高藤 昭
労災保険と損害賠償の完全併存の実現
「重複控除」論を超えて
神奈川大学短期大学部専任講師 松本 克美
労災・職業病裁判の最新動向
安全配慮義務を中心に
弁護士 浦 功
労災・職業病裁判の最新動向
安全配慮義務を中心に
弁護士 菅 充行
労災保険海外派遣者特別加入制度
労働省労働基準局補償課
■法律実務
業務上疾病の労災請求
労災保険申請について
日経連労働コンサルタント 葛西 嘉隆
■テーマ別 判例実務12
女子労働と判例傾向
法政大学教授、判例労働法研究会 山本 吉人
■たいろん
過労死と企業責任
日経連法制部長 浅井 英男
過労死と労組の責任
電機労連労働協約対策部副部長 小林 健一
■判例研究
有期労働契約と試用期間の性格
神戸弘陵学園事件・最高裁三小判平成2・6・5民集44巻4号
長崎大学講師 上村 雄一
■外国法研究
ドイツの事業所組織法における調整委員会制度
岡山大学助教授 藤内 和公
■ずいひつ
“6K”を無視しない
作家 童門 冬二
■連載 アメリカの不当労働行為制度(9)
救済命令の態様(2)
中央大学名誉教授 塚本 重頼
■トークラリー労働組合7
パート・タイマーの組織化に成功
いなげや労働組合
いなげや労働組合副委員長 山本 景一郎
パート・タイマーの組織化に成功
いなげや労働組合
法政大学経営学部教授 川喜多 喬
■労使関係ジャーナル
91春闘は国民的課題をになえ
評論家、常葉学園大学教授 仲 衞
■海外四季報
労働関連時間と生活時間
早稲田大学助教授 鈴木 宏昌
■労働判例解説
昇格の男女差別と損害賠償
社会保険診療報酬支払基金事件
中央大学講師 新谷 真人
50歳定年制を定める就業規則の合理性
フジタ工業事件
看護婦による代休の行政措置要求
東大病院分院事件
中央大学講師 新谷 真人
下請企業の従業員と労組法7条2号の使用者
朝日放送事件
退職後6か月以内の競業避止を退職金支給条件とすることの可否
中部日本広告社事件
明治大学講師 山崎 文夫
給与協定の遡及適用範囲 全印刷局労組事件
明治大学講師 山崎 文夫
新刊の窓
弁護士 宮本 光雄