季刊労働法159号(1991/春季)
目次
■時論
就職協定と大学教育
中央大学教授 川添 利幸
■募集・採用・研修をめぐる法律問題
労働契約締結の基本問題
立教大学教授 小西 國友
企業内専門学校・訓練校における学生の法的地位
信州大学教授 渡辺 裕
入社前・後研修の法的問題
日本大学助教授 林 和彦
採用内定の法的判断 内内定・複数内定を中心に
弁護士 宮本 光雄
試用期間の法的性質と判例
弁護士 山崎 和義
募集・採用時の事業主の法的留意点
日経連労働コンサルタント 葛西 嘉隆
■特別企画 就職協定はどうなるべきか
就職協定の歴史と今日の採用活動状況
毎日新聞社記者 平野 秋一郎
米国大学における新卒採用の現状とグローバル化
(株)インターナショナルランゲージアンドカルチャーセンター代表取締役 斎藤 敬子
採用に関するアンケート調査
季刊労働法編集部
■季刊労働法創刊40周年記念企画 学匠学林
戦後労働法学の思い出(1)草創期
八千代国際大教授、一橋大名誉教授 蓼沼 謙一
■たいろん
就職協定
日経連法制部長 浅井 英男
就職協定
連合法規対策局長 加藤 敏幸
■判例研究
退職後の競業禁止と退職金不支給条項
中部日本広告社事件・名古屋高判平2・8・31判例時報1368号
八千代国際大学講師 藤原 稔弘
■テーマ別 判例実務13
労働基準監督行政と申告権
弁護士、判例労働法研究会 安西 愈
■従業員給付の比較研究(1)
従業員給付をめぐるアメリカの問題状況
新潟大学教授 國武 輝久
■海外四季報
最近の西欧の雇用形態の多様化について
早稲田大学教授 鈴木 宏昌
■ずいひつ
組織における分衆化
作家 童門 冬二
■連載 アメリカの不当労働行為制度10
救済命令の司法審査
中央大学名誉教授 塚本 重頼
■外国法研究
ドイツにおける労働者派遣と請負の区分
釧路公立大学助教授 鎌田 耕一
フランスの時間外労働と労働協約
明治大学講師 山? 文夫
■労使関係ジャーナル
新たな課題を突きつけた91春闘
評論家、常葉学園大学教授 仲 衞
■労働判例解説
ソフトボール中の心筋梗塞死と公務災害
地公災基金岡山県支部長(倉敷市職員)事件
明治大学講師 山崎 文夫
助役への反抗的態度と懲戒解雇
国鉄甲府駅事件
北海学園北見大学助教授 新谷 真人
労働協約解約後の就業規則による勤務時間延長
日本書籍出版協会事件
明治大学講師 山崎 文夫
出向企業の営業譲渡と退職金支払い
アイ・ビイ・アイ事件
相模女子大講師 小俣 勝治
セクシュアルハラスメントと慰謝料
沼津セクハラ事件
北海学園北見大学助教授 新谷 真人
組合分裂と不当労働行為救済命令
ネッスル・日高乳業事件
相模女子大講師 小俣 勝治
■書評
企業社会と労働者
高橋祐吉 著
明治学院大学教授 田村 剛
季労 ライブラリィ
■論文紹介
新従業員代表制立法の可能性
最近の従業員代表制論と団体交渉権(2)
光岡 正博
フランスにおける労働監督官による就業規則に対するコントロール
大沢 雅子
労働法における行為の二面性
労基法19条の「解雇」を中心にして
小西 國友
イギリス雇用契約におけるノーワーク・ノーペイ原則
特定業務の履行拒否戦術と賃金請求権
唐津 博