季刊労働法164号(1992/夏季)
目次
■時論
外国人技能実習制度創設をめぐって
千葉大学教授 手塚 和彰
■外国人労働者
外国人労働者と平等待遇の原則
早稲田大学教授 鈴木 宏昌
外国人労働者と労働関係法規の適用
総務庁「外国人の就労に関する実態調査」の発表を契機として
九州国際大学教授 後藤 勝喜
外国人労働者受け入れの経済学的影響
神戸大学助教授 後藤 純一
外国人労働者問題受け入れと政府・経済界の立場
日刊工業新聞記者 蜂谷 隆
外国人労働者問題の現在
東京都労働経済局 小川 浩一
急増する外国人との共生、共存の道
(財)群馬県国際交流協会事務局長 勅使河原 司郎
■特別企画 外国人労働者受入れと日本の対応
新たな外国人研修制度
技能実習制度の実現に向けて
労働省職業能力開発局海外協力課
出入国管理及び難民認定法改正後の動向と今後の政策
法務省入国管理局政策課
日系人のわが国における就労の現状と対策
労働省職業安定局業務調整課長 吉免 光顯
■たいろん
外国人労働者技能実習
日経連労務管理部長 浅井 英男
外国人労働者技能実習
連合法規対策局部長 熊谷 謙一
■テーマ別 判例実務17
チェック・オフの法的構造
立教大学教授、判例労働法研究会 小西 國友
■判例論評
会社の自律的規範と社会通念
福岡地裁セクハラ判決の意義
同志社大学教授 釜田 泰介
■ずいひつ
企業の自治
作家 童門 冬二
■特別論文
家族手当の法的性質
岩手銀行事件・仙高裁平4・1・10判決に関連して
東北学院大学教授、東北大学名誉教授 外尾 健一
■特別研究
日本の外国人労働者政策への示唆
シンガポールの実状と中国の現状
松下政経塾生 金子 一也
■論文
現代日本の高齢者と「生活の質」
東日本学園大学教授 三栖 郁子
■文献研究(4)
人事異動
名古屋大学教授 和田 肇
人事異動
労働法文献研究会
■季刊労働法創刊40周年記念企画 学匠学林
戦後労働法学の思い出(5)政令201号前後
八千代国際大学教授、一橋大学名誉教授 蓼沼 謙一
■追悼
塚本重頼先生の人と業績を偲んで
中央大学教授 横井 芳弘
■労働判例解説
使用者に対する組合員のチェック・オフ中止申入れの法的効果
明治大学講師 青野 覚
共産党員ないしその同調者である従業員に対する職場内外での監視・調査・孤立化政策と不法行為
相模女子大学講師 小俣 勝治
旧職場の業務への協力拒否と忠実義務違反の成否等
八千代国際大学助教授 藤原 稔弘
共働き女子労働者に対する家族手当等支給制限規定の効力
亜細亜大学助教授 石井 保雄
■書評
労働組合の経済学
アルバート・リース著、田村 剛訳
名古屋大学教授 大橋 勇雄
三者間労務供給契約の研究
馬渡 淳一郎著
京都大学助教授 西村 健一郎
■論文紹介
従業員代表制の運用をめぐる法的諸問題の検討
柳屋 孝安
イギリス雇用契約における契約違反の法的救済について
契約違反の解雇に対する救済を中心として 藤本 茂
アメリカにおける解雇法理の展開
中窪 裕也
日本的雇用慣行と労働契約(1)、(2)、(3)
秋田 成就