季刊労働法218号(2007/秋季)
目次
■巻頭言■
最低賃金の法制度と運用
‐思想が問われる‐
西南大学教授 菊池 高志
特集 いじめ・パワハラの処方箋
■鼎談 職場のいじめ・パワハラを考える
労働ジャーナリスト 金子 雅臣
中央大学教授 角田 邦重
弁護士 中野 麻美
■「職場におけるいじめ」問題の法的考察
‐いじめ概念と違法性の判断枠組
神戸大学准教授 根本 到
■労働相談から見える職場のいじめ、パワハラの実態と実務的解決策
弁護士 棗 一郎
■いじめ・パワーハラスメントをめぐる判例動向
弁護士 江上 千惠子
■イギリスにおける職場のいじめ対策の実情と課題
島根大学大学院教授 鈴木 隆
■フランス法における「精神的ハラスメント」とは何か
‐その概念理解について‐
獨協大学教授 石井 保雄
■職場におけるいじめ
‐ドイツ労働世界における深刻な問題
弁護士(法学博士)マルティン・ボルメラート
■いじめ・パワハラのない職場づくり
‐職場の人間関係を中心に
独立行政法人労働者健康福祉機構
東京産業保険推進センター相談員 岩舩 展子
第2特集 近時の法改正をめぐる諸問題
■新しい雇用対策法制
‐人口減少社会における年齢差別の禁止
名城大学准教授 柳澤 武
■最低賃金額決定手続と最低賃金法の改正
北海道大学教授 道幸 哲也
■パート労働者への厚生年金保険の適用拡大
久留米大学教授 阿部 和光
■イギリスの非正規雇用と社会保障
佐賀大学准教授 丸谷 浩介
■フランスにおける非典型雇用と社会保険の適用
‐パートタイム労働者を中心に
駒澤大学准教授 原田 啓一郎
■研究論文■
●国際労働法の新たなフロンティア
労働政策研究・研修機構 主任調査員補佐 戎居 皆和
●イギリスにおけるパートタイム労働の平等法理
東北大学大学院博士課程 阿部 未央
●連載●
●「労働法の立法学」(第15回)
外国人労働者の法政策
政策研究大学院大学教授 濱口 桂一郎
●個別的労働関係紛争「あっせんファイル」(新連載 第1回)
金銭解決の功罪‐「ベテラン仕事人」たちのプライド
九州大学教授 野田 進
【神戸労働法研究会】
書評論文 雇用における年齢差別に関する一考察
‐柳澤武著『雇用における年齢差別の法理』を読んで‐
神戸大学准教授 櫻庭 涼子
【イギリス労働法研究会】
裁判例にみるイギリスにおける偽装雇用と被用者性判断
京都産業大学講師 岩永 昌晃
【北海道大学労働判例研究会】
東芝労働組合小向支部・東芝事件(最二小判平成19年2月2日)
東京農業大学網走非常勤講師 山田 哲
【筑波大学労働判例研究会】
アンダーソンテクノロジー事件(東京地判平18.8.30)
筑波大学大学院 高谷 真一