季刊労働法9号(1953/秋季)
目次
労働基準法問題の性格
中央労働基準審議会会長 山中 篤太郎
ロックアウトの法理
蓼沼 謙一
ロックアウトに関する若干の比較法的考察
緒方 節郎
■討論
ロックアウトの正当性とその限界をめぐって 大同鋼板事件を中心に
都立大学教授 沼田 稻次郎
弁護士 中野 善敦
弁護士 藤井 英男
日本油脂労働課長 竹内 登
一橋大学講師 蓼沼 謙一
東京大学特研生 宮島 尚史
日本油脂労組連合会 和田 鐵丸
■判例研究
占領目的阻害行為処罰令(昭25政令325号)の効力
宮内 裕
日雇勞務者と団体交渉權
谷口 正孝
會社附属学校の退学処分の効力と雇傭関係の有無
共同印刷事件(昭和28年7月7日東京地裁決定)
青木 宗也
■判例批評
勞働協約と相対的平和義務
旭化成事件、昭和28・6・26宮崎地裁仮処分決定
後藤 清
■対談
労働法の内幕 1945?1947年(中)
松岡 三郎
磯田 進
野村 平爾
■諸外国の最低賃金法
アメリカの最低賃金制
その歴史的背景の探究
水島 密之亮
フランスの最低賃金制
その歴史的背景の探究
外尾 健一
後進諸国における最低賃金制
その歴史的背景の探究
石原 孝一