季刊労働法15号(1955/春季)
目次
爭議權と刑罰権の若干の問題
京都大学助教授 宮内 裕
争議行為と組合幹部の責任
弁護士 森長 英三郎
日本の爭議権の構成について
市民法における対立性と統合性
東京大学特研生 宮島 尚史
遵法鬪爭の法理
一橋大学教授 吾妻 光俊
■判例研究
ユニオン・ショップの競合について
島原鉄道事件、昭和29・3・22・長崎地裁判決
九州大学助教授 林 迪廣
はり紙と器物毀棄
備前興業事件、広島高裁岡山支部、昭和29・10・12判決
東京大学特研生 花見 忠
ピケッティングの正当性
千土地興行事件、大阪地裁、昭和29・12・28決定
京都大学助教授 片岡 昇
■諸外国における爭議の法理の研究
イギリスにおける爭議権
東京大学社研々究員 秋田 成就
ドイツにおける労働爭議の法理
中央大学助手 横井 芳弘
フランスの労働運動と労働爭議権
東京大学助手 外尾 健一
就業規則と労働契約との関係について 学説・判例・今後の問題
明治大学教授 松岡 三郎