季刊労働法32号(1959/夏季)
目次
■巻頭言
労働立法への学者の協力
都立大学教授 沼田 稲次郎
有給休暇をめぐる法律問題
一橋大学教授・中労委委員 吾妻 光俊
違法争議行為と懲戒
慶応大学助教授 川口 実
組合員除名に関する法的規制
イギリスにおける法理とその変遷
名古屋大学助手 大野 雅子
■判例研究
取引停止となった会社の機材を賃金、退職金充当のため組合が処分した行為と経営管理の正当性の限界
愛光堂印刷事件・東京地裁、昭34・1・27判
東北大学法学部教授 津曲 蔵之丞
組合結成を指導した係主任の解雇と不当労働行為
スター無線測器事件・京都地労委、昭33・11・28命令
大阪大学助教授 木村 慎一
少数組合の協約の有効性を求める仮処分の必要性
一般的拘束力の適用との関連において
電産中国地本労働協約確認仮処分事件・広島地裁、昭33・12・26決
明治大学助教授 宮島 尚史
■書評
大河内・氏原・藤田編 「労働組合の構造と機能」
理論的にも実践的にも得るところの極めて多い研究
都立大学教授 沼田 稲次郎
安定賃金と賃金闘争
静岡大学助教授 角田 豊
労働組合の内部運営にともなう法的間題についての試論
同志社大学教授 恒藤 武二
■座談会
中小企業における労働政策と労働運動
明治大学教授 松岡 三郎
全国一般合同東京地連書記長 倉持 米一
慶応大学教授 伊東 岱吉
東京大学教授 磯田 進
労務管理読書案内
武蔵大学講師 津田 真澂
労働組合論読書案内
信州大学講師 高梨 昌
労働組合の訴訟当事者適格
参議院法制局第二部第一課長 三原 次郎
日本労働法学会第18回大会記事
社会政策学会第19回大会記事
信州大学 高梨
民主主義科学者協会法律部会1959年春季大会
東大 渡辺
組合運動にたいする警察の介入(報告要旨)
中大 横井