季刊労働法34号(1959/冬季)
目次
■巻頭言
労働法における理論と実際
労働関係法研究会の発足によせて
慶応大学教授 峯村 光郎
国際条約における強制労働の禁止
強制労働禁止の法理(2)
京都大学助教授 片岡 昇
船員法改正の動きと若干の本質的な間題点
東京商船大学助教授 笹木 弘
中小企業労働問題の経済的背景
東京大学助教授 氏原 正治郎
中小企業労使関係と労働委員会制度
熊本大学助教授 荒木 誠之
中小企業争議の一断面
高村建材争議の調査ノートから
明治大学講師 戸塚 秀夫
なぜ中国には労働協約がないか
早稲田大学教授 野村 平爾
■判例研究
団体交渉における吊し上げとその合法性
三池炭鉱事件、最高裁・昭34・7・3判
立命館大学教授 浅井 清信
職員団体の登録と専従休暇不承認処分
和歌山県教組事件、和歌山地裁、昭34・9・26判
早稲田大学助手 中山 和久
契約書の調印を拒否した臨時工の解雇
東亜バルブ事件、神戸地裁、昭34・7・2判
大阪市立大学助教授 本多 淳亮
■座談会
労働組合の政治活動
その労働運動と法律上の問題点
一橋大学教授 吾妻 光俊
都立大学教授 塩田 庄兵衛
読売新聞論説委員 樋口 弘其
明治大学教授 松岡 三郎
団体交渉における人間の心理
横浜国立大学助教授 藤田 忠
■文献紹介
日本の賃金問題(1958・11~1959・10)
労働科学研究所研究生、労働問題文献研究会 下山 房雄
社会政策学会第20回大会事記
明治大学 戸塚