ローヤリング労働事件
目次
序 章 労働事件におけるローヤリングの意義と全体像
~本書の活用のために
山川隆一
1 労働事件におけるローヤリング
(1) ローヤリングの意義
(2) 労働紛争の状況変化とスキル開発の必要性
2 労働紛争の解決・予防とローヤリング
(1) 労働紛争の解決と予防
(2) 労働紛争解決制度の概要
(3) ローヤリングの諸局面
3 労働事件におけるローヤリングの全体像-本書の活用法
第1章 訴訟・仮処分
~使用者側の立場から
浅井 隆
1 労働事件の類型と現状
(1) 類型
(2) 現状
(3) 個別労働事件における訴訟・仮処分の比重
2 訴訟・仮処分の手続
(1) 訴訟手続
(2) 仮処分手続
3 訴訟,仮処分における活動のポイント
(1) 訴訟における活動
(2) 仮処分における活動
4 まとめ
第2章 訴訟・仮処分
~労働者側の立場から
井上幸夫
1 はじめに
2 訴訟活動の前提
(1) 法的ルールの把握
(2) 依頼事案の把握と手続きの選択
3 訴訟書面の作成
(1) 訴訟書面作成の基本
(2) 訴状など基本的な主張事実の書面
(3) 準備書面
4 立証
(1) 書証
(2) 尋問
5 仮処分
(1) 仮処分を行う場合
(2) 仮処分の手続き
(3) 被保全権利の主張事実
(4) 保全の必要性
第3章 労働審判
~使用者側の立場から
丸尾拓養
1 はじめに
2 労働審判事件としての妥当性
3 第1回期日の流れ
4 提出書類
(1) 申立書と答弁書
(2) 書証
(3) 工夫
5 依頼時の最初の打ち合わせ
6 調停の成立
7 第2回期日,第3回期日,労働審判
8 労働審判における代理人弁護士としての役割
第4章 労働審判
~労働者側の立場から
鴨田哲郎
1 はじめに
2 労働審判の特徴
3 制度に対する過度の期待
4 手続の選択
5 申立て~申立書と甲号証
(1) 申立書
(2) 甲号証―本人陳述書の要否
6 審判手続
(1) 第1回期日まで―補充書面の要否
(2) 第1回期日にあたって
7 おわりに
第5章 和解(裁判手続きにおいて)
~使用者側の立場から
石井妙子
1 和解について
(1) 和解のメリット
(2) 和解のデメリット
2 和解のための説得
(1) 労働事件における和解の特色
(2) 代理人の交渉・説得活動
3 紛争類型別和解の留意点
(1) 解雇
(2) 転勤
(3) 時間外割増請求
(4) セクハラ
4 和解条項等,細かな点について
(1) 社会保険・税務処理等との関連
(2) 謝罪文言
(3) 非開示・守秘義務条項
(4) 精算条項
(5) 第三者のためにする条項
第6章 和解
~労働者側の立場から
水口洋介
1 はじめに
2 労働事件における和解~一般的な留意点
(1) 訴訟提起前の留意点
(2) 和解の基本-判決予測との関係
(3) 和解の基本-依頼者との関係
(4) 和解の基本-相手方・裁判所との関係
(5) 和解のタイミング-3段階
(6) 和解と弁論準備手続-関係者の傍聴と交互方式
(7) 集団的労働訴訟の場合
3 主張(争点整理)段階での和解
(1) 事実の争いがある段階での和解
(2) 裁判所からの和解案提示
4 証拠調べ終了段階での和解
(1) 心証形成後の和解
(2) 敗訴すると心証開示された場合の和解の注意点
5 解雇訴訟における和解の注意点及び和解条項
(1) 地位確認訴訟の和解の特徴
(2) 退職・金銭解決の和解
6 労働審判手続についての調停
第7章 不当労働行為の審査
八代徹也
1 はじめに
(1) 本章の趣旨
(2) 不当労働行為救済命令申立事件の特徴
2 労働委員会とは
(1) 労働委員会の目的
(2) 労働委員会の種類
(3) 労働委員会の構成
3 不当労働行為とは
(1) 不当労働行為救済制度とは
(2) 不当労働行為救済制度の目的
4 不当労働行為救済申立から第1回調査期日まで
(1) 労働委員会からの通知
(2) 第1回調査期日までの準備
(3) 第1回調査期日
5 第1回調査期日以降の調査から命令まで
(1) 第1回調査期日
(2) 第2回以降の調査期日
(3) 審問
(4) 審問の終結から命令まで
6 和解
(1) 和解制度
(2) 和解の実情
(3) 和解の内容とその問題点
7 除斥期間
(1) 「行為の日」「継続する行為」とは
(2) 賃金差別・昇格差別と継続する行為
8 被救済利益
9 審査の実効確保の措置
10 再審査
(1) 再審査申立とは
(2) 申立の当事者と期間
(3) 再審査の範囲とその限界
(4) 手続
(5) 命令
第8章 労働委員会による不当労働行為の救済
宮里邦雄
1 はじめに
2 労働委員会と不当労働行為の救済
(1) 労働委員会の役割・構成
(2) 労働委員会による不当労働行為救済制度の目的
3 不当労働行為の類型
(1) 不利益取扱い(7条1号,4号)
(2) 団体交渉拒否(7条2号)
(3) 支配介入(7条3号)
(4) 7条各号相互の関係
4 不当労働行為の審査手続
(1) 救済申立
(2) 申立人適格
(3) 救済利益
(4) 被申立人(被申立人適格)
(5) 管轄
(6) 申立期間
(7) 資格審査
(8) 調査と審問
(9) 命令
(10) 救済命令の性格
(11) 和解
(12) 再審査
5 不当労働行為の救済方法
(1) 救済の基本原則
(2) 救済の具体的方法
6 労委命令に対する行政訴訟
(1) 命令取消訴訟
(2) 緊急命令
第9章 個別労働紛争解決制度と簡易裁判所の民事調停
高仲幸雄
1 はじめに
2 個別労働紛争解決促進法の概要
(1) 個別労働紛争解決促進法の目的・制度
(2) 個別労働紛争解決制度の施行状況
3 都道府県労働局長の助言・指導とその対応
(1) 「助言・指導」の対象
(2) 使用者側の対応
4 紛争調整委員会によるあっせん
(1) 制度の概要
(2) 「あっせん」への対応について
(3) 使用者側の意見書について
(4) 和解案の検討
5 簡易裁判所における民事調停
(1) 労働事件における民事調停の意義
(2) 民事調停の手続き
(3) 調停への対応~調停申立を受けた使用者側の対応~
第10章 相談・受任(法的手段の選択を含む)
~労働者側の立場から
君和田伸仁
1 相談・受任の基本
(1) はじめに
(2) 相談・受任についての一般論
2 事件類型ごとの相談に際しての留意点
(1) 解雇
(2) 雇止め
(3) 残業代請求
(4) 労働条件の切り下げ
3 解決手段の選択
(1) はじめに
(2) 代理人による交渉
(3) 裁判外の解決システム
4 裁判手続の利用
(1) 労働審判
(2) 仮処分
(3) 本訴
(4) 先取特権に基づく差押,仮差押
第11章 交渉(個別紛争)・団体交渉
~使用者側の立場から
伊藤昌毅
1 はじめに
2 個別労働紛争の交渉
3 団体交渉
(1) 使用者側代理人の団体交渉への関与
(2) 合同労組からの団体交渉開催要求
(3) 団体交渉開催要求への対応・準備
(4) 使用者側交渉担当者
(5) 開催日時
(6) 実施場所
(7) 録音
(8) 団体交渉の実施にあたって
第12章 交渉(個別紛争)・団体交渉
~労働者側の立場から
棗 一郎
1 はじめに~労働側で労働事件を扱う弁護士としての基本的な姿勢
2 具体的事件その1~タクシー会社の営業所閉鎖による全員解雇事件
(1) 事案の概要と争点
(2) 紛争解決手段の選択~労働組合の結成と団体交渉の申入れ
(3) 労働審判手続における審理によって明らかになった事実
(4) 相手方の調停(和解)拒否,労働審判
(5) 労働審判手続の醍醐味
(6) 異議後の訴訟の結末と実際の執行
3 具体的事件その2~大手複写機メーカーリストラ出向事件
(1) 事件の概要と争点
(2) 団体交渉の結果
(3) 法的手段の選択~本訴か労働審判か
(4) 労働審判手続で明らかになった事実
(5) 紛争の全体解決へ向けての方針の工夫と手段選択の意義
4 具体的事例その3~運送会社勤務運転手の残業代請求事件
(1) 事案の概要
(2) 残業代請求事件の相談対応と請求の準備
(3) 裁判前の交渉
(4) 本件の主な争点と訴訟進行
5 具体的事例その4~退職強要,パワーハラスメント事件
(1) 職場いじめの相談件数がトップ
(2) 事案の概要
(3) 職場いじめ・パワハラの相談を受けた時の対処の仕方
(4) 使用者との交渉
第13章 顧問弁護士の活動について
木下潮音
1 はじめに
2 企業法務としての労働法務
(1) 労働法務は企業法務に含まれていなかった?
(2) 労働法務の重要性が明らかになった
3 顧問契約による弁護士活動の内容
(1) 顧問契約締結時
(2) 日常業務
(3) トラブル対応
(4) トラブル予防
(5) コンサルティング業務~戦略法務
(6) 企業再編に関わる業務
4 まとめにかえて
第14章 使用者側の相談業務
沢崎敦一
1 はじめに
2 相談業務に携わる際の一般的な留意点
(1) 事情の聴取
(2) 相談の方法
(3) 相談の時期
(4) 道筋の立て方
(5) バランス感覚の重要性
3 メンタルヘルス不調者対応に関するアドバイス
(1) 休職までの対応
(2) 休職期間中の対応
(3) 復職の希望が出された際の対応
(4) 業務上の疾病該当性が疑われる場合
(5) 平時からの備えとしての就業規則の整備
第15章 労基署対応
~使用者側の立場から
小山博章
1 はじめに
2 労働基準監督署の概要
3 臨検監督実施状況等
(1) 臨検監督実施状況の推移
(2) 申告処理状況の推移
(3) 是正指導の結果
4 労基署及び労働基準監督官の権限
5 労働基準監督官による監督
(1) 定期監督
(2) 災害時監督
(3) 申告監督
(4) 再監督
6 労基署による監督手続
7 臨検監督(立ち入り調査)の手順
8 定期監督等におけるチェックポイント
9 是正勧告書,指導票,使用停止等命令書について
(1) 是正勧告書
(2) 指導票
(3) 使用停止等命令書
10 是正(改善)報告書
11 段階ごとの弁護士の関与
(1) 臨検監督の予告・出頭要請がなされた段階
(2) 臨検監督の予告又は出頭要請がなされてから監督当日までの段階
(3) 監督当日
(4) 是正勧告書等の受領の段階
(5) 是正(改善)報告書の作成段階
第16章 労基署対応
~労働者側の立場から
森井利和
1 労働基準監督署の組織と労働基準監督官の権限
(1) 労働基準監督署の組織
(2) 労働基準監督官の権限
2 労基法,労安衛法違反の申告
(1) 労働基準監督署の監督の状況
(2) 労基法,労安衛法違反の申告の意味
(3) 申告処理の状況
(4) 申告の手続と資料
(5) 申告後の手続
(6) 是正勧告
(7) 申告と個別救済
3 労基法,労安衛法違反の告訴・告発
(1) 労基法違反等の告訴,告発と労働基準監督官
(2) 告訴状
4 労働災害補償保険の給付
(1) 労災保険の給付請求手続
(2) 労災保険は強制適用である
(3) 事業主が証明書を書かない場合
(4) 業務災害
(5) 業務上疾病
(6) 脳・心臓疾患及び精神障害
(7) 通勤災害
5 未払賃金の立替払
(1) 未払賃金の立替払制度
(2) 未払賃金の立替払請求の手続
(3) 未払賃金の立替払を受けることのできる場合
(4) 資料の準備
(5) 民事訴訟,民事執行との関係
第17章 企業倒産時の労働弁護士の役割
徳住堅治
1 はじめに
2 経営破綻の危機への対処
(1) 資料収集と経営分析
(2) 未払労働債権の確保
3 企業倒産時の対処
(1) 倒産手続における労働組合の関与
(2) 倒産手続における労働債権保護
(3) 倒産手続と整理解雇
著者紹介
山川隆一 氏
東京大学大学院法学政治学研究科教授。昭和62年4月から平成7年3月まで弁護士登録。著書に「労働法の基本」(日本経済新聞出版社・2013年),「労働紛争処理法」(弘文堂・2012年),「雇用関係法(第4版)」(新世社・2008年),「国際労働関係の法理」(信山社・1999年)など。
浅井 隆 氏
弁護士。第一芙蓉法律事務所所属。慶應義塾大学法科大学院非常勤講師。最近の著書に「企業実務に役立てる最近の労働裁判例27」(労働調査会・2014年),「最新裁判例にみる職場復帰・復職トラブル予防のポイント」(新日本法規・2014年),「Q&A管理職のための労働法の使い方」(日本経済新聞出版社・2013年),「有期労働者の雇用管理実務」(労働開発研究会・2013年),「問題社員・余剰人員への法的実務対応」(日本法令・2011年)など。
井上幸夫 氏
弁護士。東京法律事務所所属。日本労働弁護団副会長・東京支部長,東京大学法科大学院客員教授,日弁連財務委員会副委員長。著書に「問題解決労働法・人事」(旬報社・2009年),「実務に効く労働判例精選(配転命令)」(共著。有斐閣・2014年),「就活前に読む―会社の現実とワークルール」(共著。旬報社・2011年)など。
丸尾拓養 氏
弁護士。丸尾法律事務所所属。第一東京弁護士会所属,経営法曹会議所属。日弁連労働法制委員会委員。著書に「解雇・雇止め・懲戒(補訂版)」(労務行政・2008年),「労働契約の理論と実務」(共著。野川忍・山川隆一編,中央経済社・2009年),「実務視点で読む最近の労働裁判例の勘所(各半期)」(労政時報)など。
鴨田哲郎 氏
弁護士。昭和53年弁護士登録(東京弁護士会,30期),旬報法律事務所入所。平成14年11月から平成19年10月,日本労働弁護団幹事長。平成20年11月から平成23年10月,新司法試験考査委員(労働法)。平成24年4月から早稲田大学法科大学院教授(労働法)。
石井妙子 氏
弁護士。昭和61年4月弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。同月,和田良一法律事務所,入所。平成4年3月,太田・石井法律事務所開設。第一東京弁護士会労働法制委員会副委員長。経営法曹会議常任幹事。早稲田大学法科大学院,非常勤講師(労働法)[平成20年4月~平成27年3月迄]。著書に「問題社員対応の法律実務」(経団連出版・2000年)「懲戒処分-適正な対応と実務」(共著。労務行政研究所・2013年)など。
水口洋介 氏
弁護士。東京法律事務所所属。日本弁護士連合会労働法制委員会副委員長。第二東京弁護士会所属。日本労働弁護団常任幹事。著書に「雇用調整とどうたたかうか」(共著。花伝社・1992年),「司法改革」(共著。日弁連司法改革実現本部,日本評論社・2002年),「労働契約」(旬報社・2008年)など。
八代徹也 氏
弁護士。昭和56年4月弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。昭和62年10月,飯野・八代法律事務所開設(平成18年4月,飯野・八代・堀口法律事務所と名称変更。現在に至る)。経営法曹会議常任幹事。平成18年度から平成20年度新司法試験考査委員(労働法)。著書に「実務家のための労働判例の読み方・使い方」(経営書院・2010年),「実務家のための労働判例用語解説」(経営書院・2010年),「人事部員のための法律実務」(政経研究所・1999年)など。
宮里邦雄 氏
弁護士。東京共同法律事務所所属。日本労働弁護団会長(2003年~2012年),早稲田大学法学部大学院非常勤講師(2001年~2003年),東京大学法科大学院客員教授(2005年~2007年)。著書に「問題解決労働法12 不当労働行為と救済-労使関係のルール」(旬報社・2009年),「労使の視点で読む最高裁重要労働判例」(共著。経営書院・2013年),「実務に効く労働判例精選」(編著。有斐閣・2014年)など。
高仲幸雄 氏
弁護士。中山・男澤法律事務所所属。第一東京弁護士会。平成21年から,国士舘大学21世紀アジア学部非常勤講師。主な著書に「海外子会社・海外取引のための コンプライアンス違反・不正調査の法務」(共著 中央経済社),「実務がわかる ハンドブック企業法務」(共著。レクシスネクシス・ジャパン・2015年)など。
君和田伸仁 氏
弁護士。東京法律事務所所属。日本労働弁護団常任幹事。東京大学ロースクール客員教授(2010年4月~2013年3月),専修大学ロースクール客員教授(2014年4月~)。著書に「問題解決労働法 解雇・退職」(旬報社・2008年),「労働審判制度 その仕組みと活用の実際」(共著。日本法令・2011年改訂),「労働組合の結成・運営」(中央経済社・2015年改訂)など。
伊藤昌毅 氏
弁護士。第一協同法律事務所所属。第一東京弁護士会。経営法曹会議常任幹事,同判例研究会委員長(平成13年6月から平成25年7月まで)。経営法曹会議事務局長(平成25年~)。専修大学大学院法務研究科客員教授(平成20年~)。著書に「解雇・退職の判例と実務」(共著。第一法規・2000年),「実務に効く労働判例精選」(共著。有斐閣・2014年)など。
棗 一郎 氏
弁護士。旬報法律事務所入所。日弁連労働法制委員会事務局長,日弁連貧困と人権に関する委員会事務局次長,日本労働弁護団常任幹事。著書に「ブラック企業のない社会へ――教育・福祉・医療・企業にできること」(共著。岩波書店・2014年)など。
木下潮音 氏
弁護士。第一芙蓉法律事務所所属。平成16年4月~平成17年3月,第一東京弁護士会副会長。第一東京弁護士会労働法制委員会副委員長。経営法曹会議常任幹事。平成22年4月~平成25年3月東京大学法科大学院客員教授。平成25年4月~東京工業大学副学長。平成26年10月~日本労働法学会理事。著書に「改正労働契約法の詳解」(共著。労働調査会・2013年),「高年齢者雇用安定法と企業の対応」(共著。労働調査会・2012年)など。
沢崎敦一 氏
アンダーソン・毛利・友常法律事務所パートナー弁護士。労働法,年金関連の法律,M&A,会社法,個人情報保護法,訴訟等を主な専門とするほか,第二東京弁護士会労働問題検討委員会副委員長を務める。主著に「労働事件ハンドブック」(第二東京弁護士会2015年2月(共著)),論文「労働契約の承継」(ジュリスト増刊「実務に効く M&A・組織再編判例精選」2013年5月)などがある。
小山博章 氏
弁護士。平成20年12月,弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。同月,長島大野常松法律事務所に入所。平成24年4月,第一協同法律事務所に移籍。第一東京弁護士会労働法制委員会委員。経営法曹会議会員。著書に「リスクを回避する労働条件ごとの不利益変更の手法と実務」(共著。日本法令・2013年),「最新 労働紛争予防の実務と書式」(共著。新日本法規出版・2012年),「企業労働法実務入門」(編著。日本リーダーズ協会・2014年)など。
森井利和 氏
弁護士(西東京共同法律事務所)。東京弁護士会所属。1979年4月弁護士登録。2008年4月~中央大学法科大学院客員教授。著書として,「The検証!! 労働災害事件ファイル」(共著。労働調査会・2012年),「実務に活かす労働審判」(労働調査会・2012年)など。
徳住堅治 氏
弁護士。旬報法律事務所所属。1973年弁護士登録(東京弁護士会)。日本労働弁護団副会長(2002年~),東京弁護士会労働法制特別委員会委員長(2006~12年),東京大学法科大学院客員教授(2007~10年),早稲田大学法科大学院非常勤講師(2011年)。主な著作に「解雇・退職」(中央経済社・2012年),「企業組織再編と労働契約」(旬報社・2009年)など。