季刊労働法152号(1989/夏季)
目次
■時評
パートタイム労働指針
熊本大学教授 清正 寛
■労働時間短縮の実現と労使の対応
改正労基法と過半数代表制
その基本構造と運用課題
神戸大学教授 浜田 冨士郎
労働時間の短縮とゆとり社会の実現
(財)余暇開発センター主任研究員 丁野 朗
労働時間短縮はどうして進まないのか
所定外労働時間を中心として
弁護士 安西 愈
営業マンの労働時間算定問題への自動車総連の取り組み
自動車総連販売政策局長 榧本 重樹
新労働時間法と労使協定
その法的効力と労使関係への影響
日本経営者団体連盟法制部 櫻井 理
■ずいひつ
分権と責任
項羽型と劉邦型
作家 童門 冬二
■ポイント特集 JRの労使関係をめぐって
国鉄分割民営化と不当労働行為
JR関係事件救済命令の検討
早稲田大学教授 佐藤 昭夫
JRの現状と労使関係
評論家、常葉学園大学教授 仲 衞
■判例研究
リーダーズダイジェスト事件東京地裁中間判決の意義と外資系企業への影響
リーダーズダイジェスト事件・東京地判平元・3・27 労判536号
弁護士 小林 譲二
■テーマ別 判例実務6
時間外労働義務と三六協定
立教大学教授、判例労働法研究会 小西 國友
労使関係の変容と労働法解釈の方法論的課題(2)
中央大学教授 横井 芳弘
■トークラリー労働組合 1
西武百貨店労働組合
事業分野や価値観の多様化に対応した組織、活動を求めて
西武百貨店労組中央執行委員長 玉垣 潤一
西武百貨店労働組合
事業分野や価値観の多様化に対応した組織、活動を求めて
西武百貨店労組中央執行副委員長 菅野 高三郎
西武百貨店労働組合
事業分野や価値観の多様化に対応した組織、活動を求めて
法政大学助教授 佐藤 博樹
■連載 アメリカの不当労働行為制度(3)
アメリカ法における不当労働行為禁止の類型
中央大学名誉教授 塚本 重頼
「批判法学」からみた労使関係と法(1)
「ワグナー法」論争をめぐって
名古屋大学教授 石田 眞
■労働法実務ゼミナール
労働時間の起算点・終了点
東北学院大学教授 外尾 健一
新刊の窓
東京学芸大学助教授 野川 忍
■論文紹介
末弘労働法論ノート
「形成期」末弘労働法学の一断面
石田 眞
ドイツ・西ドイツにおける被用者類似の者の概念について(1)(2)(3)(4・完)
柳屋 孝安
企業別組合の組織構造
その類型比較的分析 田端 博邦
自治体「臨職」に対する任用更新拒否の救済法理
主要判例を素材とする一考察
吉田 美喜夫
■重要判例解説
集会、ビラ配布の不許可等と不当労働行為
日本チバガイギー事件
野間 賢
共働き夫婦と家族手当
日産自動車事件
新谷 真人
労働協約の一部破棄の効力
光洋精工事件
野間 賢
更衣、入浴などの行為と労働時間
三菱重工長崎造船所事件
新谷 真人
当日における勤務時間繰上げ命令 日本航空事件
新谷 真人
タクシーの搬出阻止行動の正当性
御国ハイヤー事件
野間 賢
■外国法研究
アメリカにおける労働協約上の組合活動権放棄条項の効力(2)・完
被用者の組合勧誘権および文書配布権の組合による放棄に関連して
熊本短期大学助教授 石橋 洋
■海外四季報
ECの統合と労働移動の自由
早稲田大学助教授 鈴木 宏昌
社会労働関係法令解説
参議院社労委調査員 大場 敏彦
■重要資料紹介
パートタイム労働対策要綱新旧対照表
フレックスタイム勤務、在宅勤務、サテライトオフィス勤務についての調査
日本職業協会1989年4月28日