季刊労働法155号(1990/春季)
目次
■時評
崩れかけている均等法
慶応義塾大学教授 佐野 陽子
■男女差別と均等法の争点
男女雇用機会均等法改正への提言
新潟大学教授 桑原 昌宏
日本的女性政策の転換
労働運動フェミニズムへ
長岡短期大学教授 金井 淑子
育児休業と男女平等の実現
花園大学助教授 古橋 エツ子
セクシャル・ハラスメントの法理
中央学院大学専任講師 山田 省三
均等法時代の女性労働の多様化
東京都労働経済局労政部相談担当主査 金子 雅臣
均等法後の労働組合の取組み
日本労働組合総連合会女性局長 松本 惟子
女子管理職調査結果報告書(抜粋)
資料出所 (財)女性職業財団
■対談
変貌する韓国の労使関係
民主化運動以降の現状
韓国労使問題任意仲裁協議会会長、成均館大学校名誉教授 卓 熙俊
法政大学経済学部教授 小林 謙一
■判例論評
チェック・オフ(組合費等の給与控除)制度について
済生会中央病院事件最高裁判決を契機に
法政大学教授 秋田 成就
■判例研究
就業規則等の解釈と労働協約の遡及適用
香港上海銀行事件・最一小判平元・9・7労判546号
金沢大学助教授 名古 道功
■テーマ別 凡例実務9
複数企業内定時代の採用内定の法理の再検討
弁護士、判例労働法研究会 安西 愈
■たいろん
育児休業制度
日経連法制部長 浅井 英男
育児休業制度
電機労連労働福祉部副部長 小林 健一
■連載 アメリカの不当労働行為制度(6)
NLRBにおける不当労働行為の救済手続
中央大学名誉教授 塚本 重頼
■海外四季報
アジアにおける最低賃金の最近の動向
早稲田大学助教授 鈴木 宏昌
■トークラリー労働組合4
ヒューマン・ライフ・クリエーションを目指して
パイオニア労働組合
パイオニア労働組合中央執行委員長 校條 亮治
ヒューマン・ライフ・クリエーションを目指して
パイオニア労働組合
法政大学助教授 佐藤 博樹
■ずいひつ
“誰が”社会を“何が”社会に
作家 童門 冬二
■労使関係ジャーナル
総選挙後の政局と連合,春闘への影響
評論家、常葉学園大学教授 仲 衞
■重要判例解説
現業機関の長の団交当事者適格
JR東海新幹線運行本部事件
法政大学講師 野間 賢
使用者の言動と支配介入
清和電器産業事件
中央大学講師 新谷 真人
労基法20条(予告)違反の解雇の効力
小料理屋「尾婆伴」事件
法政大学講師 野間 賢
機械工の大量異職種配転
日産自動車村山工場事件
中央大学講師 新谷 真人
組合脱退の自由とユ・シ解雇
日本鋼管鶴見製作所事件
法政大学講師 野間 賢
小学校教諭の過労死 地公災基金愛知県支部長事件
中央大学講師 新谷 真人
■論文紹介
労働基準法改正をめぐる論争はなにを提起したのか
深谷 信夫
労働組合統制処分論の再検討(1)(2)(3・完)
西谷 敏
「人間の尊厳の原理」と現代労働法学の課題(1)?(4)
遠藤 昇三
ソ連における女子労働の保護の歴史と男女平等(1)(2)
武井 寛
新刊の窓
東京都立労働研究所研究員 上林 千恵子
新刊の窓
武蔵大学助教授 中村 圭介