季刊労働法162号(1992/冬季)
目次
■時論
労働時間短縮に向けての労使への提言
日本経済新聞論説委員 小井土 有治
■労働時間法制の弾力化と実現
時間短縮と労働時間法制
法政大学教授 山本 吉人
フレックスタイム制の運用状況と法的課題
武蔵大学助教授 山川 隆一
事業場外・裁量労働
富山大学助教授 小嶌 典明
変形労働時間制
早稲田大学講師 渡 寛基
総実労働時間1800時間に向けて
なぜ減らす・どう減らすか?
労働省労働基準局賃金時間部労働時間課課長補佐 浜口 桂一郎
■たいろん
労働時間短縮の決め手
日経連法制部長 浅井 英男
労働時間短縮の決め手
連合法規対策局部長 熊谷 謙一
■労働時間法制の活用
トヨタ販社における営業マンの時間管理の厳正化と労働時間の算定
全トヨタ販売労働組合連合会中央執行委員長 近藤 宣昭
味の素における時短と勤務時間の弾力化,フレックスタイム制
味の素労働組合中央執行委員長 城島 正光
■判例論評 最高裁日立製作所事件判決を契機に
時間外労働義務と就業規則
立教大学教授 小西 國友
■季刊労働法創刊40周年記念企画 学匠学林
戦後労働法学の思い出(3)末弘中労委
八千代国際大教授、一橋大名誉教授 蓼沼 謙一
■テーマ別 判例実務15
パートタイム労働者をめぐる裁判例の動向
法政大学教授、判例労働法研究会 山本 吉人
■従業員給付の比較研究(3)
マネジドケア型医療保険制度への品質管理手法の導入
Xerox社の新しい試み
Health Linkを中心に
新潟大学教授 山ノ内 敏隆
■海外四季報
労働分野における技術協力の現状について
早稲田大学教授 鈴木 宏昌
■文献研究(2)
女子労働の法理
東京大学助手 黒川 道代
女子労働の法理
労働法文献研究会
■実務労働法研究(2)
「グループ雇用」の実態と法律問題(1)
東京ガス株式会社 鷹箸 有宇寿
「グループ雇用」の実態と法律問題(1)
慶応義塾大学大学院経営管理研究科 廣石 忠司
「グループ雇用」の実態と法律問題(1)
弁護士 岡田 和樹
■ずいひつ
学校の週休二日制の行方
作家 童門 冬二
■労働判例解説
組合の不当労働行為救済利益と反省・誓約型ポスト・ノーティス命令
亮正会高津中央病院事件・最三判平2・3・6 昭63(行ツ)102号(労判584号)
明治大学講師 青野 覚
組合集会のための食堂使用拒否と支配介入の成否等
亜細亜大学助教授 石井 保雄
退職金の合意相殺と労基法24条
日新製鋼事件
相模女子大学講師 小俣 勝治
休息時間慣行と事実たる慣習の成否等
東京中央郵便局事件
八千代国際大学講師 藤原 稔弘
■書評
男女雇用平等と均等法
桑原昌宏 著 日本・カナダ・アメリカの比較
中央大学教授 高島 道枝
男女雇用平等論
浅倉むつ子 著 イギリスと日本
弁護士 中島 通子
■論文紹介
使用者認定の判断基準(1?3・完)
窪田 隼人
アメリカ雇用契約における労働者の誠意義務
内藤 恵
イギリスにおける違法解雇の差止と雇用契約
有田 謙司
イギリスにおける“団結法認”政策の歴史的特質
1870年代の労働立法改革再論(1)(2)(3)
小笠原 浩一