季刊労働法169号(1993/秋季)
目次
■時論
人材派遣問題を考える
アメリカ人材派遣業の研究をとおして
立教大学経済学部教授 水谷 謙治
■労働者派遣の総点検
労働者派遣法見直しの主要問題
弁護士、中央大学講師 安西 愈
フランスの派遣労働法制
小樽商科大学助教授 島田 陽一
派遣法の課題と問題点
派遣労働ネットワークを通して 弁護士 中野 麻美
労働者派遣法と業界の問題点
毎日新聞編集委員 山路 憲夫
人材派遣業の現状と課題
事務処理サービスを中心として
日本キャリエール(株)取締役社長 澤井 晴夫
労働者派遣法その後の問題点
ハローワークを中心に
労働省職業安定局民間需給調整事業室
■たいろん
労働者派遣の現在
日経連法制部長 稲庭 正信
労働者派遣の現在
連合法規対策局部長 熊谷 謙一
■講座 労働経済学入門1
労働経済学の発展とその系譜
明治学院大学教授 田村 剛
■特別研究
重層的建設請負関係における労働災害責任を巡る問題点(上)
中京大学教授 橋詰 洋三
オーストリアにおける労働時間短縮
岡山大学法学部教授 藤内 和公
■ずいひつ
ゴミを扱う人々のこと
作家 童門 冬二
■海外四季報
東アジア/東南アジアの労使関係
早稲田大学教授 鈴木 宏昌
■海外労働事情
ドイツ労組ボスの金融スキャンダル
日本文理大学教授、神戸大学名誉教授 久保 敬治
■季刊労働法創刊40周年記念企画 学匠学林
戦後労働法学の思い出(10)講話問題
八千代国際大学教授、一橋大学名誉教授 蓼沼 謙一
■文献研究(9)
労働法学における従業員代表制論
東京大学大学院 藤川 久昭
■労働判例解説
人事院勧告完全実施を求めるストライキと懲戒処分の違法性
亜細亜大学助教授 石井 保雄
労災保険法施行前の業務による疾病と同法の適用
相模女子大学講師 小俣 勝治
60歳定年制下での就業規則による高年齢労働者の役職定年制の新設と賃金引下げの効力
松山大学助教授 青野 覚
ビルメンテナンスに従事する労働者の仮眠時間の労働時間該当性
八千代国際大学助教授 藤原 稔弘
■書評
最高裁労働判例
その問題点と解説
経営法曹会議編 弁護士 岡田 和樹
■論文紹介
日々雇用・期間雇用労働者の地位と法律問題
育児休業法の法的性質と除外労働者について (その1)(その2)
山本 圭子
外国人労働者の人権保障と移住労働者条約
北村 泰三
フランスにおける企業交渉の新たな展開
その法的整序に関する動向との関連で(1)(2)
矢野 昌浩
就労請求権についての一考察
三井 正信