季刊労働法193号
目次
■時論
介護保険法について
京都大学教授 西村 健一郎
■介護保険・保障制度と労働者の地位
介護保険制度の概要
制度の意義と総論的課題
国立社会保障・人口問題研究所総合企画部長 増田 雅暢
社会保障構造の改革として有効な制度の展望
介護保険をはじめとする社会保障制度のあり方
岩手大学名誉教授 河越 重任
ドイツの介護保障制度とその課題
大阪府立大学教授 本沢 巳代子
スウェーデンにおける介護保障制度
神戸学院大学講師 永瀬 典子
「介護サービス従事者」の法的地位と責任
弁護士 水谷 英夫
ケア・ワーカー、ホーム・ヘルパーの労働条件保護
弁護士 中野 麻美
■研究論文
賃金・昇格差別の救済法理
大阪市立大学教授 西谷 敏
金融・産業体制の大変革と労使関係
法学博士、弁護士 宮島 尚史
労働者に対するセクシュアル・ハラスメントについての一考察(下)
カナダ法を中心に
成城大学大学院博士課程 柏崎 洋美
テレワークの法的性質と法的保護のあり方
労働法理を中心として
慶應義塾大学SFC研究所 長坂 俊成
■海外研究論文
ドイツ解雇制限法の現状
ブレーメン大学教授 ヴォルフガング・ドイブラー
ドイツ解雇制限法の現状
大阪市立大学教授 西谷 敏
■判例研究 筑波大学労働判例研究会(4)
非外傷性脳血管疾患による死亡と「異常な出来事」との相当因果関係
大館労基署長事件(四戸電気工事店)(最三小判平9・4・25(平6(行ツ)200号、遺族補償給付等不支給処分取消請求上告事件)労判722号13頁
鹿島建設人事部次長 高田 淳彦
■労委制度研究会ノート(14)
地労委事務の自治事務化に先駆ける課題について
京都府地方労働委員会事務局長 永井 省爾