会場
実務にいかす労働判例入門
―担当者に必要な「判例の読み方」、実務に影響した「リーディングケース」を1日で学ぶ―
近年は労使間のトラブル増加や労務コンプライアンスへの意識の高まり等を背景に、実際に裁判で争われた事例 いわゆる労働判例を通じて学ぶことの重要性が増しております。
とくに人事のご担当者においては、多くの労働判例の中で「どの事件の、何が、どのように、重要なのか」を理解し実務にいかすことも必要となります。
しかし、一般に判例は読みにくく、わかりにくいため、書籍等だけで理解するのは難しいことも少なくありません。
そこで本セミナーでは、担当者なら知っておきたい判例の読み方や用語の解説など基礎知識から解説し、そして特におさえておきたい代表的事件(リーディングケース)について、事件の要点と実務にいかす上での考え方等を分かりやすく解説いたします。
知識がまだあまり深くない方の入門編として、また、重要事件の法的ポイントをこの機会にまとめて理解したいご担当者にも最適です。ぜひご参加ください。
※ご参加の方には「労働判例百選(第8版)」を進呈いたします。当日の教材としても使用いたします。
講師紹介
原 昌登 氏
成蹊大学法学部 教授
経歴
1976年 宮城県に生まれる。
1999年 東北大学法学部卒業。
東北大学助手、文部科学省内地研究員(受入先:東京大学)、成蹊大学法学部専任講師、同准教授等を経て、現在、成蹊大学法学部教授。
主著に(いずれも共著)
水町勇一郎・緒方桂子編『事例演習労働法(第2版)』有斐閣・2011年
山川隆一・森戸英幸編著『判例サムアップ労働法』弘文堂・2011年
宍戸善一編著『「企業法」改革の論理』日本経済新聞出版社・2011年
野川忍編『レッスン労働法』有斐閣・2013年 など
また、企業や労働組合、一般を対象とした労働法に関する各種セミナーでの講師多数。
開催内容
はじめに・・・労働判例を読む際の基礎知識と留意点
・判例とは何か、労働法における判例の位置付け、最高裁判例の意義、判例を読むときの留意点、用語の解説 等
1.雇用関係の成立
・採用内定の取消し(大日本印刷事件)、採用の自由(三菱樹脂事件)
2.就業規則
・就業規則の法的性質(秋北バス事件)、不利益変更と労働条件(第四銀行事件)
3.労働契約上の権利・義務
・私傷病と労務受領拒否(片山組事件)
4.賃金・退職金
・退職金の減額(小田急電鉄(退職金請求)事件)
5.労働時間
・労働時間の概念(三菱重工長崎造船所事件)
6.労働災害
・過労自殺と使用者の損害賠償責任(電通事件)
7.人事
・配転(東亜ペイント事件)、休職(全日本空輸事件)
8.雇用関係の終了
・解雇権の濫用(高知放送事件)、有期契約の更新拒否(日立メディコ事件)
9.労使関係法
・組合活動とビラ貼り(国鉄札幌運転区事件)、誠実団交義務(カール・ツアイス事件)
まとめ、質疑応答
開催概要
会 期 | 2015年7月17日(金)10:00~16:45 ※受付開始9:30~ |
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会 場 | MAP東京文化会館 4階 中1会議室 東京都台東区上野公園5ー45 ※JR線「上野駅」 公園口改札から徒歩1分。東京文化会館 楽屋口よりお入りください。 |
参加費 | 会員様/23,760円(税抜22,000円) 一般様/34,560円(税抜32,000円) ※1名様についての料金です。テキスト代・税込。 |
注 意 |
- お申し込みの際、ご提供いただく個人情報は厳重に管理し、ご同意なしに第三者に開示、提供いたしません。また、セミナー等のご案内や連絡、訪問等の営業活動に際して利用させていただきます。
- お申込は先着順に受付し、請求書、会場案内図等をお送りいたします。 開催日前までのお支払をお願いいたします。
- 会場内での録音、配布した資料の複製・頒布は禁止させていただきます。
- 参加費は下記口座にお振込みください。お振込み手数料はお客様にてご負担下さい。
みずほ銀行 江戸川橋支店 当座預金 13016
口座名 株式会社労働開発研究会 - 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をご考慮ください。