労働法学研究会報 第2477号(2010年5月15日号)
■2500回記念シンポジウム
労働者義務論の構想
青山学院大学教授:藤川久昭
- はじめに
- 1・労働者義務論をなぜ着想したか
- 2・労働者義務論を論じる背景
- 3・労働者義務論の提唱
労働契約継続中の労働者の積極的情報提供義務
実務家の視点から
弁護士:渡邊岳
- 1・本テーマを取り上げる理由
- 2・問題点の整理
- 3・富士重工業事件の判示と射程の確認
- 4・企業秩序に直接係わる情報についての積極的情報提供義務
- 5・企業秩序に係わらない情報の提供義務
- 6・労働者からの情報提供義務が問題となる主な場合
- 7・労働者の積極的情報提供義務違反の効果
労働者の自己健康管理義務
弁護士:加藤純子
- 1・問題の所在
- 2・従来の議論の概観
- 3・関連裁判例の検討
- 質疑応答