会場
第2641回「リコーリストラ出向裁判解説」
―出向という名の追い出し部屋、出向命令権の根拠と限界とは―
ここ数年、大手電機メーカーを中心に大規模なリストラが行われておりますが、退職勧奨を拒む労働者に対し、「追い出し部屋」と呼ばれる部署での退職強要がメディア等でも話題になっているのは記憶に新しいところです。
そして平成25年11月12日、東京地裁にて株式会社リコーによる出向命令が無効と判断されました。
この事件は、特段の理由なく、退職勧奨され、それを拒否した労働者が出向の対象となり、出向先での仕事が従来のキャリアと年齢に配慮したものではなく、単純肉体労働など身体的・精神的に負担の大きい業務で、会社の出向命令は自主退職に追い込むための不当な目的とされたものです。
そこで本例会では、リコー事件を担当された労働側弁護士、棗一郎先生を講師にお招きし、リコー事件の経緯、判例解説を行っていただくとともに、企業の出向命令権はどこまで認められるのか等について、ご解説をいただきます。ぜひご利用ください。
【重要ポイント】最近の出向をめぐるトラブル、違法な出向命令と言われないためには何に気を付けるべきか 等
講師紹介
棗 一郎 氏
旬報法律事務所 弁護士/日本労働弁護団 常任幹事
長崎県出身
中央大学法学部法律学科卒業
平成9年 弁護士登録(第二東京弁護士会)
旬報法律事務所所属
現在、日本労働弁護団常任幹事
日本弁護士連合会労働法制委員会事務局長
開催概要
会 期 | 2014年3月7日(金)15:00-17:00 |
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会 場 | MAP東京都新宿区高田馬場1-31-18 高田馬場センタービル 3F ※JR山手線・西武新宿線「高田馬場駅(戸山口)」より徒歩約3分 ※東京メトロ東西線「高田馬場駅(3番出口)」より徒歩約5分 ※東京メトロ副都心線「西早稲田駅(2番出口)」より徒歩約6分 |
参加費 | 法人会員様は5名様まで無料です。 非会員様ご参加の場合、お一人様12,600円(税抜き12,000円)となります。 |
注 意 |
- お申し込みの際、ご提供いただく個人情報は厳重に管理し、ご同意なしに第三者に開示、提供いたしません。また、セミナー等のご案内や連絡、訪問等の営業活動に際して利用させていただきます。
- 会場内での録音、配布した資料の複製・頒布は禁止させていただきます。
- 非会員様へは請求書を発行させていただきます。開催日前までのお支払をお願いいたします。
- 参加費は下記口座にお振込みください。お振込み手数料はお客様にてご負担下さい。
みずほ銀行 江戸川橋支店 当座預金 13016
口座名 株式会社労働開発研究会 - 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をご考慮ください。