季刊労働法6号(1952/冬季)
目次
緊急調整と爭議予告の制度
改正労調法の問題点
早稲田大学教授 野村 平爾
從屬体制下の勞働問題と労働運動
法政大学助教授、大原社会問題研究所員 舟橋 尚道
■外国法紹介
アメリカの緊急事態爭議法制
[諸外国の労働爭議調整立法 我国「緊急調整」制度の運営に関連して]
国会図書館立法考査局 近藤 享一
イギリスにおける労働爭議の強制仲裁に関する法制
[諸外国の労働爭議調整立法 我国「緊急調整」制度の運営に関連して]
京都大学勤務 片岡 昇
フランスにおける勞働爭議の調停・仲裁制度
[諸外国の労働爭議調整立法 我国「緊急調整」制度の運営に関連して]
同志社大学助教授 恒藤 武二
カナダにおける強制調査制度
[諸外国の労働爭議調整立法 我国「緊急調整」制度の運営に関連して]
東京大学勤務 瀬元 美知男
ドイツの強制的爭議調整制度
[諸外国の労働爭議調整立法 我国「緊急調整」制度の運営に関連して]
国会図書館立法考査局 島川 豊
■判例研究
新聞社の赤追放と雇傭の存否に就ての組合の当事者適格
共同通信事件
名古屋大学助教授 三宅 正男
就業規則の一方的改訂を有効とした最高裁決定の批評
三井造船玉野製作所事件
九州大学助教授 林 迪廣
レッド・パージ修正の判決
日紡貝塚工場建造物侵入事件(昭和27・7・17大阪地裁第1刑事部判決)
和歌山大学教授 後藤 清
諸外国の最低賃金制とその問題点
労働省統計調査部 石原 孝一
イギリス勞働立法史の一劃期
1927年ゼネスト禁止法の経済的、社会的意義
和歌山大学勤務 佐野 稔