季刊労働法7号(1953/春季)
目次
講和後の労働法の立法と運営原理の展開
炭労・電産ストに関連して
明治大学教授 松岡 三郎
労働契約の本質 労働契約をして、民法の雇傭契約と本質的に異ならしめるものの探求
名古屋大学教授 山中 康雄
■協約特集
労働協約の統一化
日経連の労働協約基準案をめぐつて
一橋大学教授 吾妻 光俊
日経連「労働協約基準案」批判
東京大学講師 藤田 若雄
労働協約締結上の間題点
統一労働協約と日経連基準案をめぐって
労働省法規課 石黒 拓爾
■外国法研究
罷業における過失と勞働契約の終了
フランスにおける問題の一面 外国法研究
東北大学教授 石崎 政一郎
フランス新憲法上における爭議権
読売新聞欧米部 服部 親行
■判例研究
他企業における組合結成援助と不当勞働行為
斎藤鉄工所仮処分事件
熊本大学講師 荒木 誠之
団体交渉・団体行動に関する最高裁判旨の批評
小樽自由労組事件
名古屋大学教授 山中 康雄
就業規則中の協議約款に違反する同規則改正の効力
経営権と就業規則変更権
全日本造船玉野分会事件
金沢大学講師 品川 登
賃金鬪爭をめぐる諸問題
秋季闘争から春季闘爭へ
専修大学助手 高坂 正敬
労働爭議の戦後的性格
とくに「独立」下の労使関係にふれて
通信大学教授 天澤 不二郎