季刊労働法8号(1953/夏季)
目次
労働協約の解釈
和歌山大学教授 後藤 清
労働者の経営參加の問題
中央大学教授 中村 武
駐留軍労働者の解雇について
最近の判例を中心として
弁護士 佐伯 静治
時間外労働と労働基準法
特に法第36条について
労働省労働基準局監督課 廣政 順一
■対談
労働法の内幕(上) 1945年ー1947年
明治大学教授 松岡 三郎
東京大学助教授 磯田 進
早稲田大学教授 野村 平爾
労働組合立法に関する意見書(末弘案)
爭議と暴力の関係について
ラ・フオレット委員会報告書からの一部紹介
早稲田大学助手 村上 昭夫
■判例研究
取締役は労災保険給付を受け得るか
泥谷産業事件と羽根木材事件
立命館大学教授 西村 信雄
経営破壊の防衛行為の適法性と窃盗罪
志賀工業生管爭議に対する最高裁判決を中心として
静岡大学教授 熊倉 武
レッド・パージと同意約款違反
京阪神急行電鐵事件(昭和28・3・13大阪地裁決定)
東京学芸大学助教授 楢崎 二郎
■賃金研究
同一労働同一賃金論の間題点
大阪市立大学経済研究所員 西村 豁通
産業構造と賃金交渉方式
全米鐵鋼労働組合の賃金標準化交渉を中心として
関東学院大学助教授 櫻林 誠
現段階における「合理化」攻勢
慶応大学講師 ?川 俊雄
産業福利施設の社會政策的検討
東京大学助教授 氏原 正治郎
日本労働法学会第6回大会
阿久沢 亀夫