季刊労働法20号(1956/夏季)
目次
労働協約理論の課題
団体交渉権の構造
東京大学講師 藤田 若雄
組合活動・政治活動と労働協約
弁護士 佐伯 静治
■共同執筆
中小企業における労働協約の締結と運用
和歌山大教授 後藤 清
大阪市大助教授 本多 淳亮
神戸大助教授 久保 敬治
■労働協約上の問題点
(1)労働条件
余後効・範囲・時間外協定
東北大学教授 津曲 蔵之丞
(2)人事條項と同意約款
一橋大学教授 吾妻 光俊
(3)ユニオン・ショップの内容と効力
弁護士 色川 幸太郎
(4)平和條項と平和義務
明治大学教授 松岡 三郎
(5)協約の一般的拘束力
東北大学教授 石崎 政一郎
(6)経営參加の理念と性格
弁護士 孫田 秀春
■判例研究
唯一交渉団体約款と委任禁止条項
全鉱事件、中労委、昭31・3・20命令
早大大学院労働法セミナー 中山 和久
未払賃金の支払延期等に関する協定の拘束力
日平伊讃美産業仮処分事件(昭和31・2・13、東京地裁決定)
神戸大学助教授 久保 敬治
休業並びにロック・アウトと賃金請求権
カルケット食品事件(大阪地裁・昭和30・12・17決定
労働法における危険負担、受領遅滞及び休業手当の諸原則
明治大学講師 宮島 尚史
■座談会
裁判所における労働協約違反の救済
早稲田大学教授 野村 平爾
弁護士 小林 直人
東京地方裁判所判事 柳川 真佐夫
中小企業における労働問題について
一橋大学教授 山中 篤太郎
日本労働法学会第12回大会
中央大学 横井
社会政策学会第13回大会
明治大学 宮島