季刊労働法31号(1959/春季)
目次
■巻頭言
労働法の課題
有泉 亨
労働争議における目的と動機
刑事免責に関連して
法政大学助教授 秋田 成就
教育公務員の勤務をめぐる労働法上の諸問題
法政大学助教授 青木 宗也
中小企業における労働協約の問題
中小企業の労働協約締結実態と当面の問題
金沢大学助教授 佐藤 進
就業規則の問題点とその対策
判例理論の動向とその批判
大阪市立大学助教授 本多 淳亮
■座談会
最高裁判所の労働争議判例について
最近の停電スト・電源ストに関する判決を契機として
立命館大学教授 浅井 清信
京都大学助教授 片岡 昇
和歌山大学教授 後藤 清
弁護士 浪江 源治
大阪市立大学助教授 本多 淳亮
賃金格差の理論
法政大学助教授 舟橋 尚道
技術革新と労務管理
中央大学助教授 長谷川 広
■判例研究
組合結成期における配置転換の効カ
田中鉄工所事件 神戸地裁、昭33・8・13判
島根大学助教授 近藤 正三
大衆交渉における違法性阻却と責任性阻却
三菱鉱業新入七坑事件 最高裁第三小法廷、昭33・11・4判
静岡大学教授 熊倉 武
取引会社の圧力による組合幹部の解雇とその効力
山恵木材事件 東京地裁、昭33・12・24判
籾井 常喜
外国における脱船船員の責任
第二竜王丸事件 福岡高裁昭和33・11・5判
慶応大学講師 阿久澤 亀夫
公労法4条3項とILO87号条約
「ILO理事会・結社の自由委員会」の179号事件(日本)にたいする結論について
早稲田大学助手 中山 和久
フランスのショップ制
東北大学助教授 外尾 健一
ドイツ協約賃金の性格
神戸大学助教授 久保 敬治