季刊労働法33号(1959/秋季)
目次
■巻頭言
臨床法学から予防法学へ
明治大学教授 松岡 三郎
「意に反する苦役」の禁止と労働者の権利
強制労働禁止の法理(1)
京都大学助教授 片岡 昇
経営権と労働基本権
東京大学教授 石井 照久
組織強制と平和的説得論
イギリス法を例として
早稲田大学講師 佐藤 昭夫
新安保体制と権利=政治意識の変化
主要単産大会からみた労働運動の特徴分析
評論家 矢加部 勝美
■座談会
現段階における労働政策と労働運動の基本課題
東京大学教授 大河内 一男
全逓副委員長 宝樹 文彦
東京都立大学教授 沼田 稲次郎
早稲田大学教授 野村 平爾
黒い潮とたたかって
読売新聞解雇徹回闘争の記録
瀧澤 正樹
■判例研究
結核と前歴詐称を理由とする解雇の効力
読売新聞事件、東京地裁、昭31・9・14決定
法政大学助教授 青木 宗也
一斉休暇を理由とする懲戒解雇の効カ
奈良観光バス事件、奈良地裁・昭34・3・26判決
成蹊大学講師 深瀬 義郎
書記長の栄転と不当労働行為
関東醸造事件、東京高裁、昭34・4・28判決
大阪社会事業短大助教授 窪田 隼人
労働者に対する賃金の差押と労働基準法第24条の法意
東京高裁、昭32(ラ)第609号、昭33・4・24決定
早稲田大学助教授 島田 信義
社外工制度の実態 ある企業の分析を中心に
労働基準監督官 井上 明