企業事例解説
「選択と自己責任」の退職金・年金、高齢者雇用の制度改革と運営
―積水化学工業における自立型人事制度―

急速な普及も限界を見せ、問題点に対する修正・見直しが進む成果主義ですが、各社とも基本的なスタンスは維持しつつも自社の社風や体質に合わせた制度構築への改革が取り組まれています。
「選択と自己責任」を基軸として独自の制度改革を進めている積水化学工業における退職金・年金制度改革では、自立型制度への改革の一環として早くからポイント制を導入、確定拠出年金・前払い選択制なども実現しています。
今回は制度改革の立案、実行、運営にあたられている積水化学工業株式会社 総務・人事部 勤労・厚生グループ長の小山徳英氏をお迎えし、制度導入の経緯や改革のポイント、運営上の課題等についてお話を伺います。

【重要ポイント】
１．「人事制度の目指す姿」として「自ら手を上げ挑戦する」風土を確立し、絶えず挑戦し勝ちきる人材を育成する。
２．成果主義を処遇や報酬へ反映すると共に、変革意欲を高め従業員の自己実現を可能にする。