一般社団法人日本旅館協会(近兼孝休会長)は来年度、経営戦略やマーケティング分野に必要な優秀人材の確保に力を入れる。日本商工会議所などと連携して合同企業説明会を開催し、新規学卒者に対するPR活動を積極化させる考えだ。地元大学の観光学部の学生に業界の魅力を発信し、採用へとつなげる狙いがある。近年、観光産業の衰退が懸念されるなか、地域の商工会や観光協会と連携して観光客誘致などの課題に取り組めるマネジメント層の育成が急務となっている。昨年度作成した職業能力評価基準の導入促進によるキャリアパスの明確化も図っていく。
提供:労働新聞社
(2014年2月17日 更新)